ねぇ。ちょっとだけ聞いて?
死にたい、じゃなくてさ、
君は、生きたいんだよね?
ただ、幸せに、生きたいだけなんだよね?
母親の美味しい朝ごはんを食べて、
友達と一緒に本当に楽しくて笑って、
ふわふわのお布団で眠りについて。
そんな1日を、歌うように生きたいだけなんだよね?
ただ、今を生きることが、どうしようもなく、息が出来ないよりも、苦しいんだよね?
だから、死にたいって思うんだよね。
僕も、思ってるよ。いっそ殺してくれたら、なんて。
でも、君は忘れないで、欲しいよ。
君を幸せにするのは、いつだって君しかいないんだ。
雨に降られてもさ、雨の音聴くと、楽しくなってこない?
ぴょん、ぴちょん、ってさ。
踊りたいくらい、ぴょん、ぴちょん。
ランラ、ラララッタター、ぴょん、ぴちょん、ぴょん。
あ、僕バカみたい。
まあ、さ。
今、かなしいかもしれない。
けど、楽しい、に変えられるかも、しれない。
それは、君にしか出来ないんだよ。
今日の君の心は、明日の君にはない。
今の君だけ、一つしかないんだよ。
今の君に、楽しいを、教えてあげられるのは、君しかいないんだよ。
頼んだよ。任せたよ。
君を、君自身が、教えてあげるんだ。
ランラララッター、ぴょん、ぴちょん。
それが、生きるってことだって、僕は思うんだ。
どうだろ?
君は、今の君に楽しいを、教えてあげられてる?
言葉もメロディも、道具は全部、君は持ってるんだよ。
君には声があるでしょ?ね?
ヨウ、より。