狼には具体性がありません。
言葉を小瓶に入れて流すだけだから、抽象的な言葉しか使えません。
きっと、狼の小瓶を見て、「何だこいつ」と思う方もたくさんいる。いや、きっとその方が多い。
けれどそれで良いのです。
「何だこいつ」と思った人間は、海に返せばいい。
見たくなければ、見る必要はない。
狼も、誰かに届けばいいな、程度で、陸に辿り着かなくても、それもこの海の在り方ですから。
ただ、どこかの陸で、小瓶を拾ったあなたが、また小瓶を流し、そしてそれを拾った誰かが、また小瓶を流す。
それで良いのです。それが良いのです。
そして時には、狼のところに帰って来れば、それがまた素敵な出会いとなるのです。出会う保証なんてないから、素敵なのです。
この海では、あなたがあなたの思うままに、海を眺めていられるように。狼はひたすら願うのみです。
そしていつか、あなたが辿り着いた先で後ろを振り向いた時に、狼が少し浮かべば嬉しいなと思うのです。
あなたが最期を踏み出すときに、狼が頭に浮かべば。
そんな素敵なことは、ありませんよね。
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ひつじのくぅさんへ。
確かに。言葉は重なるところもあれば、そうでないところもある。そこに何を乗せたいかよって、選ぶ言葉は多種に渡ります。
それに気づいて文字を受け取ってくれるくぅさんは素敵ですね。狼のたった一言でも、きっとたくさん考えてくださるのでしょう。それを知ることが出来て、狼はとても嬉しいです。
狼ももっと学ばなければいけませんね。言葉は三次元。その奥にあるものを、知りたいのです。
ありがとう。
狼さまへ。
私は、言葉選びは人柄がでるものだと思っています。
同じ意味の言葉がある中でも、その単語を選ぶのは、その言葉が一番自身にしっくりきたから。
自分を表すのにいいと思ったから。
同じきれいごとを並べるにしても、誰かを励ますにしても、なにかを説明するにしても、
言葉選びが違えば相手の受け取り方が変わります。
言葉選びが似ている人は、自分と感覚が似ている人だから、
話していて安心できる。
文字だけでつながる場所であるからこそ、この言葉たちを大切にしていきたいです。
ひつじのくぅさんへ。
そんなに深く読んでくださるのですね。それは嬉しいことです。そんなあなたの言葉も狼を形作るひとつです。あなたが素直に言葉を返してくれるから、狼もまた新しい出会いを経験できます。
狼の拙い言葉でも、それは狼自身であるから。あなたが少し拾ってくれるだけで、狼はとても幸せなのです。ありがとう。
抽象的だからこそ、自分なりに考えようとできます。
こんな意図なのだろうか、こんなメッセージなんじゃないだろうか、と。
自分に向けられた言葉の意味を考えるとき、それは同時に自分の言葉や気持ちを考えているのと同じだと思います。
狼さまの言葉たちは、自分を見つめなおす機会をくれます。
私はそのくらい抽象的な言葉たちのほうが好きです。
みょみょかさんへ。
それは素敵ですね。憧れを求めて、そこに立ち向かおうとするあなたは、とても素晴らしいです。部活、狼も見てみたいです。
確かに、そのような高いレベルの中では、技術的な部分では「場違い」と言われることはあるかもしれません。けれど、狼の中でスポーツと言うのはそういうものだけでは成り立っていないと思うのです。
スポーツと言えど、所詮人と人。審判だって、礼儀正しい方を無意識に贔屓することもあるし、毎日遅くまで残ってひたすら練習したり、自己分析をきちんと行い、今の自分に必要なことを定めて、一直線に走っている選手には、監督からの信頼も厚くなります。
もちろん、ただ遅くまで練習するとか、体を壊すまで無茶するとか、そういうことが良いと言うわけではありませんが。
他には、そういったハイレベルな場で、周りと同じように戦っていくには、あなたなりの武器を持つことが、最も効果的だと思います。
それはどんなものでも構いません。ただそのチーム内では、これだけは自分が1番だと言うものがあなたの武器です。極端なことを言えば、スポーツであればマネージャーですら、1番を持つことができます。それは何でもいいのです。ただチームの皆が「これだけはあの人には勝てない」と思うくらい、あなたのそれを磨くことが、あなたの部活の青春になります。
スポーツで例えると、バスケットでシュートが苦手でも、ドリブルでボール下までは必ず持っていける。バレーボールでスパイクを打つことはできないけれど、サーブで点をとることができる。サッカーで、ドリブルもシュートも全くできないけれど、相手を分析し戦略を考える事は一番得意。
もっと極端なことを言えば、いつも移動が1番。リレーが1番。1番大きい声が出る。何でも良いのです。
狼は部活というものに、あまり詳しくないので、良いアドバイスにはならないかもしれませんが。
あなたがその部活内で輝ける場所を見つけられることを、狼は願っております。
狼さんへ
私は今まで何のスポーツもやっていなかったのですが、この学校に入ってから、とあるスポーツの部活に入りました。
思ったより楽しくてクラブチームに所属したいと思い、この前私の憧れの選手がいるチームの体験に行きました。
だけど、そのチームは皆上手くて、私なんて足元にも及ばないレベルです。皆さん日本代表を目指してる、というか日本代表選手がほとんどだそうです。
そんなチームに所属してしまったら、私は場違いで皆さんに迷惑をかける存在になってしまうのではと思ってしまいました。憧れのチームの足を引っ張るような人にはなりたくないです。
でもこのチームに所属したいんです、、。狼さんならどうしますか。
ななしさん
実生活の行き詰まりを狼に食べてもらいたい。
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