ありがとう。
それしか言えない。
分からなかった。私が要るのか要らないのか。
要らなかったら自分からゴミ箱に入るつもりだった。
13才の私は14才までに死ぬ予定や場所を考えていた。14才まで。
でも今日14才になってしまった。
ダメな私は捨てられるのが正解だと思ってた。
誰にも祝福されず、忘れられて。
紙に沢山書いた。
「私はただでさえいらない子なのだから、お前みたいなやつ早く死んでしまえ」
「誰にも祝われ無いと思え」
「期待するな」
そう思うしか無かった。
誰が私を必要としてくれるかなんて分からなかった。本当は私はそんな事書きたくないって思った。
もっと優しく、暖かい祝福。
それが言われない。それは無い。無くて当然。
そう思えば、言われなかった時に何も感じないと思ったから。
でも、違った。
優しくて、暖かい。
眩しくないけど、真っ直ぐ。
ビックリするぐらい「おめでとう」をもらった。
私はこの1年で何が変わったというのだろうか。
おめでとう。ありがとう。そして、よろしく。
今日で何回聞いたのかも分からない。
ここに居ていい。ここで生きて欲しい。
まだ、希死念慮が無くなったわけじゃないけど、
もう少しだけ頑張ってみたい。
何かを貰ったわけじゃない。大切なものが出来たわけじゃない。
けど、凄く心地が良かった。