朝一親友から発せられた言葉はおはよう研究についてなんやけどだった。いやだ!!!なにも考えたくないしもう一人の子いないじゃん!!と叫びそうになるのをお気持ち押さえつつおはようとだけ返した。どうやら前日にラインで送っておいたこれだけはやっておかなければならない五つくらいのことが意見を聞いて決めたいことまとめに意見があるようだった。なお昨日の夜にもあったが夜の22時30分頃連投で。何にしてもそこそこ遅いのになぜに連投?とか嫌味にも近い疑問とワルツしつつ意見をその日の内に一度目を通した。一つ目のボールには私の意見と反対だって言うもの。二つ目のピンポンはその理由。三つ目のダーツにはアンケート方式に関してで取り敢えず先延ばしにするだけだとのこと。顔面キャッチしたり刺さったりへその穴にジャストフィットであったりしたけど取り敢えず一つ目の意見が私とぶれていることを認識してヒンッ!となりながら吹部ちゃんの意見を待つことにしたのだが。その日の内に返信がないのはいくら用事があったとて看過できなかったらしい。背後から頭らへんに鬼の角がチラ見えするような雰囲気で話し合いを始められた。アンケートについてとても固執する親友と反対に信用ができないのでそこまで重きを置いていない私とでダイラタンシー現象の上でタップダンス。実際アンケートは必要だがアンケートがなければ話し合いが進まないレベルはもはやただの企業アンケートの仕事じゃあないか。と思いつつそれをオブラートと澄まし汁に包んでお届けした。多分だけど正確性は無いよー?とか確かに必要だけど主軸にしちゃったらアンケートの結果で動くことになるから難しくならないかな?結果も相当変わるし。とかそんな感じに聞いて、でも全然打てど叩けど響かずでなんなら決定しようとしてたからじゃ一応グルラの方で吹部ちゃんにも聞いた方がいいんじゃない?と言ったらそんなんだったら話し合い進まんでしょもうと怒気を含めて言われた。なんでえ?そんなに嫌だった?でも二人で決めちゃったら不味いと思うしアンケートに関してはなおさらもう一人の子にも聞かなきゃだと思うけど。明らかな敵意、怒気、嫌悪に当てられて若干怯え震える私の指を例の友達が手をわちゃわちゃとするこでやんわり隠してくれた。なんで朝からこんなにギスギスしなければならないんだとどこぞの人類最強に命を狙われているどこかの世界線の王家の血統眼鏡みたいな思考を巡らせつつじゃあそれで取り敢えずグルラに伝えとこか?と聞くと冷静になったのかなんなのかまた話し合いを始めた。親友が私の意見の方で定義ってイメージどんな感じだった?と聞かれた時なんてそんなもの考え出してすぐに無理があると思ったから深く練ってないよぉ⤵️⤴️!とか頭でなりながらさすがに考え込めば多少ましになるかもしれないとちょっと考えさせてくれる?と聞くと0.5秒静かになって0.5秒周りの音が聞こえて0.5秒また静かになると自分の意見をつらつら語り始めちゃった。鶏ランクにまで頭を後退したかと驚きつつ話を聞いた。結局考えたことに関して話すことはなかった。ここら辺であの子が今日も髪の毛を向かい風にやられてから教室に入ってきた。その時になって親友は自分の座っている席の持ち主のことを考えはじめ時間も時間なのが相まっていい子ちゃんは自分の席へと戻って一時間目の準備を始めた。
ベネッセ模試の7月に受けた結果が帰ってきた。結果は順風満帆、第一志望の国公立にも手の届く点数だった。順位はどうせ同い年の間で受けれていない人もいるしとあまり気にしておらず点数と偏差値を凝視していた。自己採点の時に部分点も加味したつもりだったが以外にも、特に数学なんてそれだけで跳ね上がっていた。前回は完全に国語特化だったのでバランスよく取れている点数に満足しつつもまだ上を目指したいなと脳内お花畑で会議しているとあの子が先生の隙を見てやってきて当たり前のように模試の結果を見てすご、と溢しながら順位でこの桁は見たことないとか言った。だって貴方はただ勉強が出来るんじゃなくて考えるから頭がいい人であってこんなある程度のことを暗記していれば、もしくは一夜漬けでもすれば点数を何点かあげれるこんな紙切れ一つでは計れないくらい素晴らしいんだから。こんなもので貴方の頭の良さを正確に計って数値化できるわけがないでしょう。確かに貴方からしたら見たことがないかもしれないからすごいと感じるかもしれないけどこれくらいの点数ならば貴方が少し勉強するだけで取れるのですよ。そんなことを思いながら前回からはさすがに下がっちゃったけどね。とだけ返すと十分だろと話していると先生の隙を特に見てもない状態で親友が来た。もとより点数を人様に見せるのはとてもじゃないが出来ない私の点数を、どうせ自分より下であることを知っている点数をわざわざ覗かれた。あまりいい気もしないままフゲャ!とかなりながら第一志望にしてもその他にしても公立の大学でここまで出来れば安心ねーとか脳内お花畑ティーパーティーをしてた。少し満足している私をここまで来れば楽観視してるわねぇとかマドマゼル達が脳内でお話ししてると、親友がボンバーマン機能を炸裂。「すごいね。ここ私と同じ順位だ。」と。いぃぃやぁぁぁ!!と悲鳴を挙げたくなった。まじで虫と近距離こんにちわしたレベルで叫びたかった。叫べれないからしないけど。なに言ってんのこの人?やめてやめてあの子がいるでしょう?あの子はただでさえ辛いのよ、客観的な視点でしか見れない頭の良さとか特技が多いから自分に否定的なの。自己否定が加速しちゃうでしょう?突然どうしたって言うんだ。もれなくお花畑に暴走冷却魔状態の女王様が散歩に来た。呆気に取られつつへぇそうなんやと太ももを抉られながらかわした、が、かわせれなかった人が目視で二名ほど。思考の中では聞こえた人にはもれなくプレゼントキャンペーン。近くの席のお洒落さんにまで被爆したように見えた。そりゃそうだろう。お洒落さんもいくら勉強が出来るしあの子と同じ系統で頭が良くても校内で一位争いに食い込む人とタメは張れないのに堂々とそれを公言されると対応も反応も何もない。なお校内でたかだか10位以内だっただけ。私にしては嬉しい順位だが親友から見れば低い方じゃないだろうか。てか凄いねーくらいしか言うこともないのになぜ言うかな。今となればすぐ分かるが学歴マウントなのか。でもそれに私を巻き込むな。私は頭が悪いんだからあの子を頭脳で助けれない。それだと言うのにさも私達は頭が良いのだと言われても私はそれを否定するぞ。少なからず自分の分は。ポは勉強しか出来ないから人の心を考えたり臨機応変さにかけるんだぞ位しか言えない。そりゃ私立でも国公立でも、県内外どころか国内外まで選びたい放題の頭のいい優等生ちゃんには永遠理解できないかもだけど少なからず皆が皆何にも困らず大学選べる訳じゃないんだよ。私なら経済的に行ける学校は一つだけだし。他は分かんないけど学力だとか実績だとか実力だと親の説得だとか色々あると思う。その中で学力が学校の中で一番になったことがあったりなかったりの強みは確かに認めるけど所詮高校生だけの戦いじゃないし人間性だって立派な武器の一つになる。それを端から否定すんな。私は努力すれば多少のことはなんとかなると思うけどスキルは生まれつきある程度あってそれを伸ばしていって武器にしているのが今の時代で強い人だと思っている。だからその成長を止めんなよ、少なからず私には無いものだからそれのいく先を見てみたいんだよ、そうじゃなくても人が嫌な気分になるようなことすんなって。
体育は三つの競技から一つ選んで別れてやるのが私の学校で今回の競技は卓球、バドミントン、ソフトテニスだった。出来ればボールを追っかけ回したかったからサッカーとかバスケとかを期待していたのだが無いものは仕方がないなとまだやれるくらいのバドミントンだなと早々に可決されあの子に何にするか聞くと同じよう同じ競技に可決されたらしかった。その日は天候が悪く欠席者も多く自主活動と言う名の自由時間になったので取り敢えずバスケをすることになった。次の体育の時間には選択となった。テニスならまだしも卓球は最弱王を名乗るくらいには下手なのでもしテニスに異動してくれだったらするけど基本動かない方針で並んだ。隣にあの子が座って特別やれることもないから私にちょっかいをかけ始めた。謎に腕にある一つのほくろに対して目潰しと指を指すのでなんでかなと思って聞いたら確認できてなかっただけで二つあった。ちょうど見にくいところに二つともあって外側から見たときと内側から見たときに同じ位置かと思っていたため知らなかった。そこからいろんな所のほくろに話は移り指となったとき前に並んでいた二人、一人は同室の子一人はよく世間話をする子がちょうど後ろを振り返ってあの子の指を誉め始めた。よくぞ気付いてくれた!そうなんですよこの子めちゃくちゃ指長くて綺麗なんですよ!とそのまま出そうなのを二人の女性らしくて綺麗な指も誉めつつあの子の指を誉めているとあの子が珍しく私のことを褒めてくれた。白くて綺麗ですって。正直あまりの破壊力ですぐさま好きだ!!とか心の中で煉獄さんが叫んだがそれを心の中に仕舞いつつえー、でも皆の方が白いし女性らしくて綺麗やろーとかいってかわした。お世辞でもキュンキュンする。
キュンキュンも終われば自主活動の時間になりまた飽きもせずバスケをした。だいたい一回目はまずあの子と同じチームにならない。二回目でなれたらラッキー。三回目以降はだいたい一緒になる。だから序盤は敵対してることが大体だ。比較的身長の低い例の友達と親友も敵対することが多いので序盤からフルスピードのわちゃわちゃをゴール下で繰り広げる。私はその中に入っても仕方がないと思ってるので少し離れておいて外に流れて他の自主活動をしている人たちのフィールドまでに止めることが大体でその後は少し意欲的になれど基本囲まれたときに脱出できるように下がっているかブロックの為に少し手を伸ばすだけだ。最近はあの子がブロック敵対うんぬん関係無しに私と一緒のようにそれをしてる。実際走り回るより楽なのだ。それにあの子と同じチームの時の方が楽に回る。最近で言うなら低身長二人はボールを持っているとそれを普通に引っ張って取ろうとするし、何なら体当たりもままあるし、無理なパスも日常茶飯事だし、ブロックのルールなんてあって無いようなものだから結構危ういって言うかアウトかましてる。それでも言っても仕方無いし楽しい方が良いから言わないけど。一回ふざけてその場の空気でバリバリアウトのブロックをしたらあの子が注意してくれた。そのときは私の嫌なことが目につくからかなとか思ったけどワンチャン私なら止めてくれるって思ったのかなとも。単純に余りにも目に余ったからかもだけど。
あの子とチームで何かするとかがすごく好き。何するかある程度予想できるからサポートもしやすいしやりたいこととか一致することが大体だからモチベーションも高い状態で維持できるし。大体は体育の授業がそれに当たる。バスケならいて欲しいところに位置取りしてくれて早々相手にボールは渡さないしシュートも決めてくれる。パスカットもめちゃくちゃ上手くて本当に凄いと思う。初めてバドミントンのダブルスで組んだけど取ってくれる返してくれると言う安定感がレベチ。例の友達は前衛が上手すぎてほとんど負ける心配がいらない。取れない玉はお願いと一言かけてくれるし避けてくれるから打ちやすい。しかもちょうど半分より前を守ってくれるからやりやすい。
なお親友(定期)。やっぱり運動出来るのに苦手?というかなんと言うか。ラリーの練習の時は真っ直ぐ返したら確実にぶれて返ってきて少し調整しようとしたらそのままさようならする。しかも丁度利き手の反対側にずらすから打ち返しずらい。ダブルスは前にも後ろにもどっち付かずで私が後ろにいってもそのスタンスは変えず打てない玉を打とうとして空振り、邪魔だから大きく振れないうえ拾おうと思えば取れるけど確実に叩き上げるので拾えない。足が痛いのも相まってとても雑魚くなった。やっぱり誰かに頼ることは大事だし私は多分主力じゃなくて助力だ。サポートしてた方が返せていた気がする。
つい先日あの子が部活動首長会議のため普段の放課後と比べて早めに動きだし今だけ部長の肩書き貸してあげるよとかふざけながら会議の教室へ移動することになった。こう言う時はだいたいその場所の手前まで送っていくのだが私しか連れていかないところに喜びを感じる。別に放課後なら結構に誰でも引き連れて行くことも出来るし別に私と一緒じゃなくても行けるのにだいたい教室を出る時は私と移動してくれることに優越感を得る。普通に変態というかコミュ障拗らせてる人みたい。どんな感じかは知らんけど。あの子曰く一人で行くには暇だそうだ。
自分には学がない。今こうしている間にもきっと皆必要な知識であったり流行であったりを知る時間なのに対して私はずっと自分の思いを一方的に放出しているだけだ。読みたい本がまだあるし青空文庫でも読みたい本を一つ見つけている。なのになにもできない、やる気がない、次の日最初に思うのは昨日みたいには過ごしたくないと心の中で巡る。けどなにもできない。言うだけ言うがそれを得ようとする努力もそこまでしてないのによく言えたものだ。
あの子とデートに行きたい。出来れば朝からコメダにでもいって朝ごはんを食べてその後汽車に乗ってカラオケにいったり海にいったりしたい。どこに行ってもあの子となら楽しいからなんでもいいとはいいと思うんだけどもせっかくならあの子の行きたいところに着いていきたい。そう言うなら旅行の方が行きたいけど。