私はちゃんと記憶してるの
なんで違うって言うの?
記憶が鮮明で、私はまだ怖いくらい覚えてる
私の記憶は無くなることが多いけど、今回は私が覚えてるわ
なんで違うって言えるの?
相手のことは、Nって言いますね
学校で死のうとした時、誰かが階段から上がってくる音がして咄嗟に死のうとしてたの隠したんです。
Nは、私を見て少し驚いた顔をして
私「なんでここに来たの?」
N「トイレ行こうと思って、あなたは?」
私「あー、景色見に来た。綺麗じゃん?」
N「確かに」
当時、私たちはいじめてる方に入れられてるNといじめられてる私で立場としてはあり得ないような会話だった。
でも、Nがやりたくないのは痛いほど分かってたからこそこんな会話だった。
オンラインゲームで、Nは確かに
「私死のうと思ってた」と言った。
私もだと私は言った。
でも、今では覚えておらず自分がいじめに加担させられていたことさえ記憶にないらしい。
ここまでくると、私は呆れるしかなかった。
痛くて、心が蝕まれてくのが目に見えるようで悔しい、苦しい、抑えきれない悲しみが身体から溢れ出そうとしてるのが分かる。
私は笑って見せた。
私「まじか笑」
N「てか、記憶間違えてるんじゃない?」
この言葉を聞いた瞬間、
「嗚呼、コイツもいじめてた奴らと同じだったんだって。何にも変わんないって感じた。悲鳴にならない悲鳴が私の中で共鳴し続けている感覚に襲われた」
最近の話にいくと、それでも一応仲が良かったから近くに居たんだけど…
今度はNが不登校になった。
理由を教えてもらったが、言うなと言われてしまって誰にも言えず私の中でずっと引っかかっていた。
そして、復活したと思ったら急に他の人と仲良くして何故なのか分からない…。
だけど、確かに分かったのは
もう、私達の友情は破綻してしまったことだけだった