高校を卒業した
3年間ずっと教室2つ分クラスが離れていた君へ
叶わないだろうけど君とまた戯れ合いたいなぁ
高校2年のとき君とベッドの上で抱き合ってキスしました
男女間で言えば性交の一歩手前でしょうか
裸ではなかったけどそれなりに薄いものしか纏っていなかった
初めての経験だった
人と抱きしめ合うなんて
寝ながら抱き合うのは腕が痛くなると分かりました
難しかった
好きな人を抱きしめるって難しいことです
そんなことがあって君に捨てられてから君は次第にかっこよくなっていった
もう僕の掌に君の掌が重なることは無いのでしょうか
確か手をつないだのは1回だけ
2人で並んで手を握り合った
もう君と手をつなげない
高校3年のときその手で確か君を殴った
手というものは愛を表現できるものだし、凶器にもなる
ふとそんなことを思った
君とつないだ手は離れて、僕らも離れていった
もっと手を大切にしないといけない
あの時この手が大好きな君とつないだ手だと少しでも思い出せたら、君と僕は今でもつながっていただろうか
上辺を取り繕うだけの関係とは決して思ってなかった
どこかでつながっていると思っていた
キスをして君が僕のことを
「好きかもしれない」
と控え目に言ってくれた口はもう無いのですね
君も僕も3年間で変わってしまった
もう修復不可能なのは僕でも分かります
「好き」だと君に堂々と言いたかった
君が僕を忘れても僕は決して君を忘れられません
どうか、元気でいてください
元・君の親友より