この前の小瓶からちょっと時期が開きました。
すみません。
一ヶ月に二回は小瓶流せるようにがんばります。
今回もミクの回想です。
では、小説の始まりです。
私「記憶、喪失・・・・?」
看護師「闇杖さん、信号を渡ろうとしたら、居眠り運転をしていた車とぶつかったみたいで。その衝撃で、記憶喪失に・・・。」
私は信じられなかった。
信じたくなかった。
あの乃愛と過ごした時間が、全部、無くなってしまったなんて。
看護師「私、ちょっと席外しておきますね」
私「乃愛、本当に、本当に忘れちゃったの、?」
乃愛「うん。わかんないよ。」
乃愛はいつもの顔でそう言った。
私「ごめん、私、帰るね」
乃愛「ばいばい!」
私は絶望していた。
乃愛が乃愛じゃなくなったみたい。
一緒に過ごしたことも、私のことも、全部忘れてしまった。
そこから毎日乃愛に会いに行った。
おそろいで買ったキーホルダーを見せてみたり、思い出の写真を見せてみたり。
でも、乃愛の記憶は戻らなかった。
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回想終わりです。
ミク「そこから、私忘れられることがトラウマになっちゃったんだよね」
先生は少し笑いながら言った。
ミク「なんで思い出させてあげられないんだろう、守ってあげられなかったんだろうって思って、リスカもしたなー。髪の毛もこの色に染めて、もう絶対忘れらないぞ!って決めたんだ」
自分の青いリストバンドを見つめながら言った。
僕「すみません・・・・」
ミク「え、なんで謝るの?」
僕「だって、そんな辛かったこと、言わせちゃって・・・」
僕は申し訳なさでいっぱいだった。
そんなに辛い過去があったなんて、思っていなかった。
ミク「だーいじょうぶだよ!今はもうダメージ無いし!」
先生は太陽みたいな笑顔でそう言った。
ミク「私のそういう過去があったから、今の職業についてるんだよ!だから、ある意味良かったかも!」
そのとき、昼休みの終わりを告げるチャイムが鳴った。
僕「すみません、その、帰ります」
僕は相談室を出た。
はい。これで7話は終わりです。
この小説もそろそろ終わりですね。早いなぁ。。