俺は根に持つタイプだ。
恨みは忘れられない。
1度拒絶したり不信感を抱いた相手は信用できない。
「できない」のか「したくない」のどちらなのかは自分でも分からない。
俺はずっと過去に生きてるんだな。
自分や相手の未来を信じることが出来ない。
だから遺恨が残り続ける。
過去に縛られたって良いことないのにな。
誰かから親切を受けたら、
自分も誰かに親切をしよう。
これは良い考え方だと思う。
誰かに嫌な思いをさせられたら、
自分はそんなことをしない。
これも良い考えだと思う。
誰かに嫌な思いをさせられたら、
その相手に仕返ししてやらないと気が済まない。
これはどうなんだろうな。
俺はこの考えだ。
恩も恨みも返さないと気が済まない。
そして謝られると簡単に許してしまう。
で、同じことを繰り返されて結局嫌な思いをする。
だから遺恨が消えないし相手も自分も滅ぼしたくなるんだ。
ななしさん
…………
もしも…
わたしのことが嫌いになって憎らしくなったら、
わたしにかけた優しい言葉を削除して下さい。
そうしたらわたしは察します。
嫌なものは見えなくなるように、声もかけないようにするし、今までゆきさんの小瓶にした返事も全て消します。
そうでなかったら、わたしはそこに希望を持って、その気持ちに変わりないと信じて話しかけ続けてしまいます。
わたしが話しかけ続けることでゆきさんが苦しむとしたら、それはわたしも望むものではないですから、
わたしが謝ったとて、許せないなら許さなくていいし、嫌い続けていいです。
わたしにおいては、ゆきさんが楽でいられるようにして下さい。
逆に言うと、
優しい言葉が残っているかぎり、わたしはその気持ちを信じています。
そのようにゆきさんのことを受け取り続けます。
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