後輩が嫌いすぎます。
去年、一つ下の後輩が入ってきました。
担当楽器は別だったけれど、同じような種類の楽器だったし、うちの部活は人手不足だからその子を教えてあげられるおんなじ楽器の人も一人しかいなくて、だから私もたまにその子に楽譜の読み方なんかを教えていました。
その子は某いちご王子系YouTube歌い手グループを推していて、LINEのステメが恐ろしく長くて。確実に私とは違う人種だなと思ったけれど、まあ後輩だし、部員の人数が少ないだけに仲悪くなるとギスギスして周りに影響行くし、それなりに仲良くしてました。
だんだん仲良くなっていくうち、その子が典型的な「かまってちゃん」だということに気付き始めました。
「ねえHanaちゃん、リスカって知ってる? 自傷って言って、自分の体をカッターとかで切るんだけどね……結構気持ち良くてさ、最近私“やっちゃってる”んだよね〜やめられないってゆーか笑」
「Hanaちゃん、もう僕疲れた……そうだ決めた、明日から僕、“不登校”……なるわ。ごめんねHanaちゃん」
「ほんとクラスメイトウザくてさー。あーあ、自殺しちゃおっかな。ねえ……僕が自殺したらHanaちゃんは悲しむ?」
いや、痛っっっっっっっったいわ!!!!
イタすぎて体が引きちぎれそうだぞ馬鹿野郎!!!
厨二病かお前!!!
知るかよんなもん!!!
本当に辛い人ってのがあんまり周りにいないから分かんないけどよぉ!!!
多分さ!!! 本当に辛い人は初めて会って3ヶ月も経ってない年上の人に死にたいだのなんだの言わないと思うぞ!!!
多分だけどな!!!
私の想像でしかないけど、少なくとも私がその立場なら、出会って3ヶ月の友達でもない人に死にたいとかは言わないぞ!!!
あとお前、すっげぇ元気そうだわ!!!
どっからどう見ても元気ハツラツとしてるわ!!!
元気そうでなによりだよ!!! ほんと!!!
申し訳ありません。
取り乱しました。
まあこんな感じで、日々私のイライラは溜まってゆき。
ある日いつものように練習をサボる後輩ちゃんに対し、いつものように私が「おーい後輩ちゃん。練習しないとコンクール間に合わないぞー」と言うと、なんとこの女、
後輩「……いいの?」
Hana「へっ?」
後輩「そんなこと言うなら僕、吹奏楽部やめちゃうよ!? それでもいいの!?」
いやテメェなあ!!!!!!
なんだよそれ!?!? 脅しのつもりなのか!?!?
「それでもいいの!?」ってなんだよ!!!!
いや、それでもいいよ私はぁぁぁ!!!
というかもうそうしてくれ!!!
後輩ちゃんは当時まだあまり楽器が吹けておらず、ピアノなども習ったことがないので楽譜も読めず、さらにワガママやかまってちゃん行為が多いので私以外の部員たちも結構イラついており、後輩ちゃんと同じ楽器の子は練習をサボりまくる後輩ちゃんに付きっきりで、そのせいでその子はコンクール曲の練習をする時間が全く取れず、全体で合奏練習をする時も別室で練習を命じられている後輩ちゃんに付きっきりでその子は全体練習すらさせてもらえず……
居なくても別にいいわ!!!
なんで勝手に自分がこの部の戦力に加わってると思ってんだ!!!
むしろ今の状態だと若干どころじゃないぐらい足引っ張っちゃってるから!!!
つべこべ言わずに練習しろやボケカスゥゥゥゥ!!!
という気持ちが限界に達した私は、ついに言ってしまいました。
「そんなに練習嫌ならやめなよ。別にやめてもいいよ」
と。
次の日、後輩ちゃんは部活に来ませんでした。後輩ちゃんが学校には来ているのに部活に来ないのはもう既に「いつものこと」だったのであまり気にしていなかったのですが……
部活中、顧問の先生に別室に呼び出され、こう言われました。
「あの……Hanaさん。後輩さんが、Hanaさんに『部活やめろ』って言われたって……昨日部活終わった後、泣きながら先生に言ってきたんだけど……心当たりない?」
ハァァァァァァァン!?!?!?!?!?
彼奴、まさか先生にチクった!?!?!?
これを先生に告げ口して、私が先生に怒られるというビジョンがどうして見えているのか分かりません。
勿論私は先生には怒られず。
なんなら先生に「ごめんね」と謝られてしまいました。何故か。
ここから、少し話が変わります。
同じ後輩ちゃん関連の愚痴です。
私の親友であるMちゃんは人にあだ名をつけるのが好きで、私もたまに変なあだ名で呼ばれます。変なあだ名ではありますが、面白いのでよし。
Mちゃんは後輩ちゃんのことも、勝手につけたあだ名で呼んでいました。
後輩ちゃんはあだ名で呼ばれると嬉しそうに「はーい!」と応えていたりしたので、ああこのあだ名気に入ったんだな、まあMちゃん無駄にセンスいいからな無駄に。と思っていました。
しかし私のことをMちゃんが先生に告げ口した事件から数ヶ月後。
後輩ちゃんは結局コンクールの日も休み、それからの行事にも出ず、たまに部活にやってきては構ってくれる一部の優しい先輩方に擦り寄っていました。
ある日、Mちゃんが先生に呼び出されました。
「どうしたの?」と私が言うと、Mちゃんはご立腹なご様子で答えました。
「後輩ちゃんが先生に私のことチクったらしい」
どうやら、後輩ちゃんはまたもや泣きながら先生に「Mちゃんに変なあだ名をつけられていて、やめてと言ってもやめてくれないんです」と御涙頂戴な話をしたそうで。
本当懲りませんね。
Mちゃんは「やめてとか言われたことなかったし。やめてってもし言われてたらやめてたし。本当に嫌だったんならもうちょっと嫌がる素振りを見せて欲しかったなあ」とぶつぶつ言っていました。正直、その通りだと思います。
それから程なくして、後輩ちゃんは退部しました。
今は美術部で暴れているようです。
美術部の友達が「本当に嫌だ」と愚痴っていたので、まあかなり派手に暴れているようであります。
今久しぶりに思い出してイラッとしたので、衝動のまま書き殴りました。
以上、ただの愚痴でした。
207945通目の宛名のないメール
お返事が届いています
僕の現在位置
Hana さん、
いえいえ、とんでもない。
部活の様子を詳しく教えてくださって、読んでいるこちらも当時の思い出にしばらく浸っていました。
ありがとうございます。
一つのパートはそこまで人数は多くない感じなのですね。僕のときも同じでした。
夏のコンクールやアンサンブルコンテストも、実力のある中学生部員を連れて、高校の部に出場していました。
母校は中高一貫校だったので、6学年いっしょに活動していて、13~18歳の部員をまとめるのは簡単ではなかったというのが本音です。
僕は生徒会の副会長と二足の草鞋を履いていたこともあって、公用欠席で部活に出られない日もあり、きっと方方に迷惑をかけていたと思います。
うちの部の場合、顧問の教員が非協力的で、周辺地域の他校(4~5校)との合同演奏会の顔合わせや会議にも顔を出そうとしない人で。
そういう場に行っても、他校は顧問+部長さんの2名、もしくは副部長さんやマネージャーさんも一緒に来るのが普通なのに、うちは僕ひとり……。
それと引き換えに、周りの大人たちから「君ならどこへ出しても恥ずかしくないよ」と言ってもらえたのは自信になりましたけどね。
先輩のみなさんは優しくて、かつ精神年齢の高い人たちが多かったのでしょうね。
友達のような距離感を保つのは、けっこう難しいことなので。
Hanaさんも副部長として、かつての先輩のように部を運営していこうという志をお持ちだし、しっかりと部活像を据えていらっしゃるのは、素晴らしいことだなと思います。
部員は一人ひとり性格もキャラも違って、褒めて伸びるタイプの後輩もいればあんまり甘やかさないほうがいい後輩もいるので、その辺りの匙加減は難しいですよね。
楽器のお話を。
僕のところも大所帯ではないので、B♭管しかいませんでした。
クラリネットは4名、在学中に同級生のクラ奏者が急逝して3名になり、その後新入生が来て再び4名になりました。
E♭のエスクラ、コントラは楽器屋さんで試奏させてもらえると思うので、ちょこっと遠出した際にでもお店に入ってみてはいかがでしょうか。ご友人と行ってみたらきっと楽しいと思います。
ピアノも是非続けてくださいね。大学生になるとピアノ、場合によってはパイプオルガンが入るような曲を演奏する機会もあるのではないでしょうか。
マルチプレイヤーを目指すのも立派な目標だと思いますし、そういった人材は何よりバンドから重宝されますので。
トランペットを吹いていると「吹奏楽の花形だね」と言われることがありますが、1st トランペットになるとインプロヴィゼーション(≒アドリブ・ソロ)を当たり前に演奏できないと顰蹙を買うので(ドキドキ)、結構プレッシャーはありましたねぇ。
中3から高3までずっと 1st でしたけども、初めの頃は緊張で膝が震えてました。内心、「最後列で良かった」と思いましたね(笑)。
ホルンとかユーフォニウムとか、スコア見ると「お、キーフレーズ担当してんじゃん」と思うことはありますね。
アレンジャーの腕の見せ所でもあると思います。
レバーハープって、その名の通りレバー操作で調が変わるので、うっかりミスをしなければ大丈夫です。
一般的によく使われるのはE♭のキーですが、僕の場合は元々ラッパ隊ということもあって、移動読みをしながら弾くよりも、レバーを動かしてB♭に合わせたほうが楽でしたね。
ハープは絶対的な音量が小さいので、ホールの音響によってはピックアップマイクを忍ばせることもあります。
おそらくですが、大学の吹奏楽団や、地域のサークル、社会人バンド(NEC や日立、東芝、ソニー、パイオニア、NTT など)ほどになると、コンサートピアノ、エレキギター、ハープが出てきますね。エレアコギター使ってたところもありました。
だいたい弾き替え・持ち替えですが、ハープに関してはゲストでプレイヤーを招聘することも多いように感じます。
長くなってすみません。
Hana
(小瓶主)
僕の現在位置さん
経験談を交えた素敵なお返事、ありがとうございます! とても興味深く読ませて頂きました。
[部活について]
部の規模に関しては、そもそも私の住んでいる場所がかなりの田舎でして、全校生徒の人数自体少ないので「大所帯です!!」と胸を張って言える部員数ではないです。吹奏楽コンクールで参加する部門も、B部門です。
まあ、校内の他の部と比べれば、まあまあ大所帯……かもしれません。どんぐりの背比べですけどね笑。
前代、前々代の先輩方はゆるすぎて、当時一年の私たちが心配になるくらいのゆるゆるっぷりでした。
ですが、同級生の友達のような距離感が心地よく、分からないところは聞けばすぐ教えてくれていたので、結構好きでした。
なので、私たちも先輩方のような優しい空気感のもと後輩指導を頑張ろう! と同学年の部員たちと奮起していたのですが……まあ、そう上手くは行きませんね笑。
優しい空気感でちゃんと頑張ってくれる後輩なら良かったんですけど。
だからと言って厳しくしすぎると、私たちの目指す部活像から離れていってしまうような気がして……難しいです。
僕の現在位置さんは部長をされていたのですね。
私は一応副部長なのですが……
ちっぽけな部活の副部長と、大きな部の部長。責任感やプレッシャーの量の差を想像するだけで身震いがします。素直に凄いと思いました。
[楽器について]
そうです! B♭です!
先ほど書いた通り、うちは部員が、というか学校の規模が小さいので、B♭しかいません。YouTubeでクラリネットアンサンブルの動画によく出てくるバスやソプラノやアルトは知っていましたが、コントラバス・サブコントラバスなんてものまであるんですよね。バリトンサックスみたいな固い低音が結構気に入っています。いいなあ、いつか一度吹いてみたいなあ、なんて思いながらいつも聴いています。
トランペット、いいですよね!
ないものねだりとでも言うのでしょうか、一本で曲の印象を大きく変えられる影響力とか、パリッとした固い音、滑らかな優しい音に憧れます。クラリネットにもトラペットと違ういいところがある! といくら思っても、やっぱりトランペットもいいなあ、と思ってしまいます。まあ、一番好きなのはクラリネットなんですけどね!
僕の現在位置さんが吹いていたという楽器の中では、個人的にホルンが一番好きです。トランペットやクラリネットと比べて主旋律を吹くことは少ないけれど、主旋律でもないのに謎にかっこいいフレーズをしれっと吹いていたりとか。そういうところがもう本当に大好きです。
大学ではハープを弾いていらしたのですね!
ハープというのは私からすれば馴染みのない楽器で、現物をこの目で見たことすらないのですが、ネット上で聴くハープの音はかなり好きです。
それにしても、トランペットとハープの持ち替えですか! もし私がその演奏を聴いていたら、間違いなく驚いたことだろうと思います。
沢山の楽器経験があるのは羨ましいです。
私は今中学生なのですが、少なくとも今の時点では高校・大学まで音楽を続けたいと思っています。
私が今できる楽器は、小さい頃から習っているピアノと、中学生になって始めたクラリネットのみ。
これからどんな楽器を吹こうか、想像が膨らみました。
今自分の分を読み返してみたら、恐ろしいほどの長文ですね……笑
長文失礼致しました。
僕の現在位置
Hana さん、
そうですねぇ。吹奏楽に限らず、文化部だとそういう傾向はあるのかもしれません。
僕の母校は運動部・文化部がほぼ同数、男子校だったのですがサッカー部と文芸部に兼部なんていう友人もいました。
んー、音楽やるつもりもないのに「せや! 吹奏楽部に入ろう!」は、ちょっと困っちゃうなぁ……。そういう人達の受け皿になってるのは、Hanaさんとしても本意じゃないですよね。
運動できない人が流れ込んできてるってことは、かなりの大所帯ですか?
大変だと思いますけど、かまってちゃん・困ったちゃんは一定数いるという前提で部活を回していくほかないですね。
サボる後輩、僕の時には居なかったんですよ。ひとつ上の代がすっごく締め付けが強くて、部長もやりたい放題だったので、みんなで1週間ボイコットしたことはありましたけどね。僕が引き継いで、そういうワンマン経営みたいなのは止めました。
入部して間もない後輩で、夏のコンクールの出場メンバーに選ばれなかった子が、部活に出てこないことはありました。
事情を尋ねたら「コンクールにも出られず、練習課題があるわけでもなく、部室に来ても何をして良いのか分からなくて……」と悩んでいたので、パートリーダーと話してケアを頼みました。
Hanaさんはクラ(クラリネット)なんですね。B♭ですか?
中高生でもソプラノやコントラアルトを吹いている人もいて、クラリネット属は奥深いですよね。
東京クラリネット・アンサンブルの演奏が好きで、クルマの中でよく聴いています。コンクールで稲垣さんに論評していただいたことがあります。
僕は中学に入ってすぐの部活動紹介で吹奏楽部のステージをみて、次の日には入部届を出しました。トランペットに惚れちゃったんですよ。
それから10年、金管楽器ひとすじで、トランペット、フリューゲルホルン、コルネット、ホルン、たまにユーフォニウム。
大学生の頃はノンペダルハープ(レバーハープ)も弾いていました。プレイヤーが病に倒れて奏者不在になったので、スコア上でトランペットとハープが重ならない曲は、演奏中に席を移動して弾き替え(持ち替え)してました。
聴衆の方々からは「ハープは誰が弾くのだろうと思っていたらまさかの金管奏者とは。意外性のあるステージで面白かった。」と声を頂くこともあって、嬉しかったです。
Hana
(小瓶主)
僕の現在位置さん
吹奏楽部ってそういう人、多いんでしょうかね……
私の部活にはこの後輩ちゃん程ではないけど、やっぱり全然練習しない後輩、サボる後輩が二人ぐらいはいます。
ピアノ習ってたから入ってきてくれた人や、何かの機会で吹奏楽の演奏を聴いて「すげぇぇ!!」って思って入ってきてくれた人(すごい珍しいですけれど)なんかはやっぱり、熱意があって真面目で良い人ばっかりなんですけれど……
「運動するの嫌だけど部活は入りたい、でも文化部って大会とかなくて青春できなさそうだな……せや! 吹奏楽部に入ろう!」みたいな人や、とりあえず吹奏楽部勢はちょっと扱いに困る人もちらほらいるイメージです。
特に私の学校は文化部が少なくて、運動できない人がほぼみんな吹奏楽部に流れ込んできている感じなので……結構混沌としてます笑。それが楽しいんですけど、やっぱりいろんな人がいると、この後輩ちゃんみたいなのも一定数は入ってきちゃいますね。仕方ないことではありますけれど。
僕の現在位置
Hana さん、
僕の同級生(部員)がそれでしたね。
コンクールの前日に部活辞めると言い出してみんな慌てました。
顧問が引き止めましたけど。
部長の僕はノータッチ……
Hana
(小瓶主)
Neuさん
友達!
友達って響き、いいですね!
なりましょう、友達!
Neu
はなさんさえ良ければ友達になりたいです。
同じクラリネットだったんですね。
なんか嬉しい。
私もコンクール出場します。
お互い無理なくコンクール頑張りましょう!
Hana
(小瓶主)
Neuさん
フォローありがとうございます。
中学生あるあるなんでしょうかね……笑
厨二病だった真っ黒な時代は私にもありますし、誰もが通る道だとは思うのですが、こういう他人に迷惑かける系厨二病は結構対処に困りますよね。
遅ればせながら、たった今Neuさんの固定小瓶を読まさせて頂いたのですが、Neuさんも吹奏楽部なんですね。しかも私と一緒のクラリネット……!
この後輩ちゃんはアルトサックスでした。
同じシングルリード楽器なので教えてあげたかったのですが……後輩ちゃんがこの有り様だったので、かなり難しかったです笑 今いる真面目な別の後輩ちゃんに教えるのすら難しいのに……
それはそうと、まもなく吹奏楽コンクールがありますね!
もし出場されるのであれば、お互いに無理せず頑張りましょう!
長文失礼しました。
Neu
え、似た人クラスメイトにいる
以下はまだお返事がない小瓶です。
お返事をしていただけると小瓶主さんはとてもうれしいと思います。