生きてるだけの人
『不安じゃ無い』イコール『何かを見落としている』『考慮すべき事を考慮していない』
私はついそのように考えてしまいます。
あなたとは少し違うかもしれませんが、色々な事を楽観的に考えすぎて、思慮の浅さ故に痛い目に遭う経験を繰り返しすぎたせいか、こんなひねくれ者になってしまいました。
失敗の経験が多いと、どうせ次もうまくいかないとか、何か見落としているんじゃないかと不安になってしまいがちになります。
こういうとき、世の中では『小さな成功体験を積み重ねよう』と言われますが、少なくとも私の場合はうまく行きませんでした。
たまたま仕事がミス無く終わったからって、『そんな自分は素敵。偉い!』なんて思えるかって話です。
何の自慢にもならない成功体験なんて意味あるのかと自己批判が始まってしまうため、かえって自分で自分が恥ずかしくなってしまいます。
ましてや、積み上げた成功体験とやらは1つの失敗で跡形も無く消し飛んでしまいます。
まるで賽の河原で石でも積んでいるかのような気分です。
現在自分が試しているのは
『もうこれだけ失敗しまくっているのだから、そもそも自分は正しく不安になる能力すら無い』
『無能な自分には、結局必要ない事を考えすぎていらぬ不安を抱えるか、考慮すべきリスクを見落として痛い目に遭うかのどちらかしか起こり得ないのだから、そういったことにかける時間を脳を休ませるために使う方がマシ』
『常に成功することも常に失敗することも、どちらも究極的には不可能。ラッキーでうまく行くこともあるし、どんなに準備したつもりでも失敗と侮蔑、嘲笑に晒される可能性はある。神でも天才でもない自分はただ起きたことを受け入れるだけ』
という考え方です。
成功に繫がるかは別として、少しは生きやすくなるかと思って実践しております。
長文失礼致しました。