先生になりたいという漠然とした夢を小学生の頃から抱いています
私にとって先生という存在は、いつだって上にいて、優しくて、輝いて、かっこいい「大人」そのものでした
恵まれた学校生活を送ってきた自覚はあります
世の中こんなふうに先生を好きじゃない人のほうが多いことも分かっています
そして何より自分が先生という職に向いてないことも
「学校に適応してきて、恵まれた人生を送ってきた人」が弱い生徒に寄り添えるはずもなく、別に人に教えることが上手いわけでもなく、むしろ直感タイプなので説明は下手。人から相談されることもほとんどないような人間です
生半可な気持ちでなっていい職ではないし、適性がなければうまくやっていけないでしょう
一度は他の職についても考えましたが、高校生になった今、真剣に自分の進路について考えたら
やっぱり私は教員になりたいんです
この思いは高校に入り、心から憧れと呼べる先生に出会えたことも大きく影響しています
恋と言えるほど強く思い焦がれるその先生の存在は私にとって強烈な光そのもので、
こうなりたいんだ、と思わずにはいられません
でも同時に
ああはなれないことも分かっています、痛いほど実感している
それでも、追いかけてみたい、眩しい世界に飛び込んでみたい
私が「先生」という存在に抱いた憧れを向けられる存在になりたい
先生になっていいんでしょうか
私は何になればいいんでしょうか