なんか、友達っていうより、知り合いっていう言葉の方がふさわしい。
薄い関係。
その事を痛感する度に、宛メをやめたくなる。
なのに離れられないのは、宛メに依存してるからだろうな。
例え、単なる「知り合い」でも、自分の存在を認識してくれる人がいるのは安心する。
1人ぼっちじゃない気がする。
でも、お返事のやり取りした後、とてつもなく寂しくなる。
薄い関係に孤独を感じてしまう。
そしてまた宛メをやめたくなるのに、やめられない。
「知り合い」に忘れられるのが怖いから。
名前のない小瓶
210145通目の宛名のないメール
お返事が届いています
ななしさん
(小瓶主)
ななしさんへ
お返事ありがとうございます
確かに、知り合いとも言えない関係かもしれないですね
白雪姫殺人事件は、私も読んだことがあります
SNSって怖いですよね…
確かにここは、自分の気持ちを吐き出せますけど
ここでも、ここですら、人が離れていくことがある、と私は思っています
実際にありましたから、私は
自分と対話する、という考え方でいたらいいのかもしれませんね…
ななしさん
知り合い、ですらないかもしれない。だって、顔も名前も知らないから。分かっているのは、人間だろうということだけ。けれどもし、ここで嫌なことを書かれたら、知らない相手は悲しむだろうとは思う。相手のことなど何も知らないのに。だから、言葉って恐ろしい。白雪姫殺人事件っていう湊かなえの小説の映画版ラストシーンみたいに、ネット上で散々叩いた、叩かれた相手と道端ですれ違ってもお互いに分からなかったみたいにもしかしたらあなたが、私のそばにいる人の可能性だってある。対面だろうとネットだろうと嬉しいこと、悲しいと思う言葉もある。人間が言葉を使っているのではなくて、もはや言葉に支配されている気さえする。私はここにきて、自分と同じような悩みの人を見つけて、過去の自分に答えを差し出すようなつもりで回答を書いている。対人間だけれど、自分に向けて書いている感じ。こんなにも素直に自分の心を吐き出せるところはない気がする。本当にリアルの対人間だと本当に言いたいことなんて全然いえない。言いたいことを言って、人が離れるのが怖いから。だからこそ、ここが居心地良く感じるんじゃないかな。誰かの目に触れるというのは、やっぱりなんだか安心する。例えそれが自分が発した言葉だけでも。自分の心に向き合うという意味でも、ここにきて、文章にしながら、自分と対話するイコールここにいる人間に話すでいいと思う。
ななしさん
(小瓶主)
ななしさんへ
お返事もらえて嬉しかったです!
ありがとうございました。
知り合いの存在自体が減っていく、という言葉、ドキッとしました。
確かに、アカウントは残っているけど全く見ない子、何人かいます。
私の方はまだ友達だと思ってますが…。
忘れる、忘れないじゃなくて、いつか宛メを離れて、居なくなってしまうんですね。
それは考えていませんでした。
心にとめておきます。
本当にありがとうございました。
ななしさん
あなたの言うとおり、ネットで濃い付き合いを求めるのは難しいね
宛メも例外じゃない
仲良くしてた知り合いも、ここから離れてしまう時がくる
若い子は特に入れ替わりが激しい
こんなことを書くと悲しくなるかもしれないけど
知り合いに「忘れられる」のではなくて
あなたがここを訪れても訪れなくても
たぶん知り合いの存在自体が減っていく
現実のほうが生活に占める割合が大きいし
環境や考え方も変わっていってしまうから
仕方ないんだけど…
依存するなとは言わないけど、そのことは心のどこかにとめておいてね
以下はまだお返事がない小瓶です。
お返事をしていただけると小瓶主さんはとてもうれしいと思います。