就活の前半で必ずやるという、自己分析。これがここまで厄介だったとは思いもしなんだ。
自己分析する上で、必ず自分の過去に触れないといけない。そして、そこから自分の根本的な価値観や思考を見出すらしい。
これがまあやりにくい。まず1つめに、私は自己開示がとても嫌いである。得体の知れない人間に自分の情報を探られたり開示したりすることに抵抗がある。弱みを握られている、自分の影の部分を晒しているという感覚を覚える。
2つめに、自分の過去の話をすると、必ずと言っていいくらいに泣きそうになる。昔からそうだが、原因は全く分からない。
過去とはもう決別し、切り捨てたはずなのに。感情だって抑えられるように訓練したはずなのに。ここで使えないなんて。
今、担当のメンターと「自分史」という今までの過去を言語化して掘り下げることをやっているが、これはなかなか苦行だ。
でも、やらないといけない。メンターと練習しておかないと、チームメンバーに共有する時に耐性がなくて無惨な結果になりそうなので、耐性を付けるための訓練として。
自己開示なぞしたくなかったが、痛みに耐える、感情を抑える訓練だと思えばいい。
今はだいぶ抵抗感を抑えることができている。「やらなければいけない」と頭に刷り込んだ結果のようだ。
あとは、過去に触れて泣きそうになるのを抑える。ここだけ。
何かを得るためには、何かを捨てないといけない。その覚悟が私には必要だ。
成長するために、自己開示したくないという考えを捨てないといけない。
これができれば、かなり精神的に強くなれるかもしれない。捨てることを厭わず、そこに何の感情も持たない。そうなれることができればいい。