皆さん、ダンクルオステウスって知ってますか?
ダンクルオステウスは、デボン紀の海に生きていた魚です。
デボン紀というと、恐竜がいた時代よりも更に遥か昔の時代。陸にはまだ植物と原始的な昆虫しかおらず、陸に上がれる脊椎動物は少なかったと言われています。
海の中では魚たちが繁栄を遂げていましたが、その多くが体長1m未満の小さな魚でした。
そんな中、ダンクルオステウスは最大6mにも達する巨体と硬く重い装甲板に覆われた頭、最大の特徴である強靭な顎を持ち、捕食者として猛威を振るっていました。
その咬合力(噛む力)は現在のホホジロザメの約2倍。地球誕生から今までに生きた魚類の中でもトップクラスの咬合力を誇ります。
で、なんでいきなりこんな話をしたかといいますと。
今日、理科の授業で進化について学んだのですが、授業中にふと思い出したんです。
私、そういえば幼い頃ダンクルオステウスが好きだったなあ、と。
今思えば謎ですね。
確かに私は恐竜とか古生物が好きな子供で、家では恐竜図鑑ばっかり見てたようなお子様でしたが、そこでダンクルオステウスを好きになる幼女って多分そんなにいないと思います。
当時の私がダンクルオステウスのどこに惹かれたのかは分かりませんが、まあ、一回想像してみて下さい。
弱っちい顎を持ったちっちゃくてか弱いお魚がぞろぞろ泳ぐ太古の海。
そこに現る、鎧みたいにゴツい頭と当時のお魚さんたちからしたら理不尽としか言いようがないぐらい強い顎を持ったバカでけぇ魚。
デカい口に、スナック菓子食べるぐらいの軽い感覚でお魚さんたちを吸い込んでいく……
どうですか? 惹かれませんか?
……言うほど惹かれませんね。
ありがとうございました。
とにかく、当時の私はダンクルオステウスがすごい好きでした。
幼稚園のお絵かきの時間に、紙にクレヨンでダンクルオステウス描いちゃうぐらいには。
でもやっぱり、幼児特有の、めっちゃ強いやつ好きになる傾向ってあるじゃないですか。
戦隊モノのラスボス好きになっちゃうとか。
伝説のポケモンばっかり好きになっちゃうとか。
妖怪ウォッチのエンマ好きになっちゃうとか。
呪術廻戦の五条悟だけ好きになっちゃうとか。
そういう感覚で、Hana少女はデボン紀最強の魚ダンクルオステウスに恋していた(?)んだと思います。
今日幸せだったことを書くという趣旨を思いっきり外れ、もはや日記なのかどうかすら怪しい文章でしたが、お付き合い頂きありがとうございました。