あ……ありのまま今日起こったことを話すぜ!
おれは今日初めて塾に行ったんだが、授業が始まったと思ったらいつの間にか終わっていた……授業の内容は全く分からなかった……
な……何を言ってるのかわからねーと思うが、おれも何をされたのか分からなかった……頭が……比喩表現とかじゃなくマジで爆発しそうだった……
ただ「授業のペースが速かった」だとか「内容が難しかった」だとか、そんなチャチなもんじゃあ断じてねえ……
もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ……
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休み明けの実力テストの点数があまりにも悪すぎたため、塾に放り込まれたHana!
その塾は、全国展開もしているかの有名な予備校の小中学生教室!
当然授業についていけるはずもなく!!
Hanaは授業開始わずか15分で、授業に置いて行かれてしまったのだった……!!
本当にどうしましょう。
いや、マジで、どうしましょう。
どうしたらいいんだ。
そこでHanaは思い出した!
そう、これは幸せ日記!
塾に行って頭が爆発しかけた話なんて書くべきではない!
幸せだったことを書かなければ!
「塾からの帰り道に野良猫が寝そべってて、自転車で側を走り抜けてもびくともせず欠伸をしていたので、ここは一つモフモフしてやろうかと考えたが病原菌や人に触られることによって野良猫にかかるストレスを加味した結果泣く泣くモフモフを諦めた。」
どうだ!?
幸せだろう!?
これぞ幸せ日記よ!! フハハハ!!!
ここまで読んで下さりありがとうございました。
こんな怪文を読んで下さった聖人たるあなたは幸せになるべきです。とっとと幸せになりなさい。
いや、そんなことより私は塾の……塾の宿題を、しなければ……
ウッ(絶命)