また夢を見た。今度の夢は…
柳葉敏郎っぽいコーヒーマスター?バリスタというのだっけ?にアルバイトの少年がバイトに来る。ほかの店員はマスターと同じ年のおばちゃんだけ。
最初はそれこそ、深夜食堂のように来るお客の物語が主体となっていた
明かされるのはマスターの素性。元殺し屋で最後に殺したのは、当時パートナーを組んでいた親友の娘だった。
依頼が来た時に悩んだが…自分はプロの殺し屋、娘の年齢もギリギリ自分が殺さないと決めている年齢を超えていた。
親友も気が付いていないわけではないはずだろうが、彼はそれを遂行し、パートナーも解消し、長い間の自責の念のあと、こうなったと…店員のおばちゃんもそのことを知っていた。(おばちゃんが何者なのかは、夢の中では語られていない)
「もし自分の親友が復讐で殺しに来たとしたら、腕も感もなまっている俺はあっけなく死ぬだろう。それでも止めないでほしい、俺は元殺し屋ではなく、一介のバリスタとして死にたい」
少年は悩んだ。それでもいつもの日々は巡る。
やがて、その時が来た。
いままでの客と同じカメラアングル
店の扉を開け、店を見渡し、店員をまつ…マスターを見つけたその客は待たずに先に進み
…背後からマスターを撃った。(夢の中で一瞬おもった、ああ、緑色のコート…小太り…リボルバー…あれは私自身だと)
マスターは即死だった
店は騒然とし…
その夜、なぜかマスターの死体がある場所でマスターの親友と少年が話をしている。
その日マスターが最後に入れたコーヒーを呑みながら話す
少年は問う
「あんたもどうせ死ぬんだろう?もうやり残したことは無いとかなんとか言ってさ」
殺人犯も答える
「…だとしたらどうする?」
少年
「死ぬなよ、卑怯だろ!俺たちの感情をどこにぶつければいいんだよ!マスターは確かにあんたにとっては娘の仇だったろうけど、俺たちにとっては…っ!そのくらいの責任、とれよ…」
しばしの沈黙
殺人犯
「…疲れてしまったんだ。最初は娘を殺したあいつを許そうとした。同業の身だからな…だが恨んだ、恨んで恨んで…殺す事だけが義務になった…坊主の言う通り、終わったら死のうとしていた…だが、生きよう罪を償って…。」
その後に続ける
「できればだが…俺に怒りをぶつけるのではなく 憐 れ ん で くれ 可哀想な奴だったんだと…怒りの感情は、身も心も滅ぼして可哀想な奴を作るんだと…そう思ってくれ」
場面は移り
いつもの平常、マスターの店を継いだ少年が今度はバリスタをしている所でおわった。
勿論 おばちゃんもいた(あんた何者だ?)
小学生みたいなストーリーだけど…哀しく楽しい夢だった。