2週間くらい、大学に行けてなかった話。
連休明けの体調不良から始まった。
その頃ちょっと忙しかったしちゃんとご飯も食べれてなかった。
それにその頃よく部活の友達の相談を聞いてて、ネガティブな方に引っ張られたままだったから、あんまり眠れてなかった。
たぶん低血圧ぎみなのもあるんだろう、朝頭が痛くて、休むことにした。
翌日水曜日、起きれなかった。前の日にうまく眠れなかったから。
さらに次の日、木曜日から、学校に行くのが怖くなった。
友達から心配のLINEが何件もきてて、返信を書くのが心苦しかった。怖かった。
普段は誰かに心配されたいくせに、いざそうなると思いやりが怖かった。
母が心配してLINEと電話を頻繁にするようになって、それも怖くて拒絶したかった。
ずっと家にいるのも良くないと思ったから、金曜日はショッピングモールに買い物に行った。数日前に届いた新しいワンピースを着て、ちょっとだけメイクもして、お気に入りの靴を履いて、ぬいぐるみを連れて出かけた。少しだけ強くなれた気がした。5分後には靴擦れして心折れたけど。
授業終わりの知り合いに見つからないかとずっと怯えていた。そのせいか、久々の外出で微熱が出た。1人になりたかったのに独りなのが心細かった。薬飲んだら良くなった。
ほんとはスタバに行きたかったけど、不登校の分際でキラキラしたスタバに入るのが烏滸がましくなって、それに学生が多いって思ったから、諦めて別の店で緑茶を飲んだ。美味しかった。そこでしばらく本を読んでたけど、人が増えてきて見つかるのが怖くなったから店を出た。
出かけられた、月曜からまた今まで通り学校行けるんだ、素直にそう思ってた。
月曜。行けなかった。
火曜。行けなかった。
水曜。授業には行けなかった。親が心配しすぎてカウンセリングを勧めてくれたのでそっちに行った。
結論から言うと、なんか違った。
友達が心配してくれてるのは確かに心労の一つだけど、あの子はカウンセリングの先生が一部を切り取って想像してるような悪い子じゃなくて、むしろ優しいから真面目な子だから自分の愚かさが際立って怖いのであって、それに気づいてから上の空だった。
それと、学校に行けるようにはどうしたらいいか、っていう方法を考えるような感じで、大学のカウンセリングだから仕方ないんだと思うけど、あまり私が今悩んでる心のうちに寄り添ってくれた感じがしなかった。
あと、初対面なのにどう思われるかと怖くて、希死念慮の話はできなかった。それも良くなかったんだと思う。
木曜。行けなかった。でも気分が少しだけよかった。親から手紙と一緒にお守りが送られてきた。それを見て少し泣いた。その日は考えなきゃいけないことが多くて少し疲れた。
金曜。気分が少し楽だったから、1限の授業に行った。久々の学校は怖くて、教室の前まで来て帰ろうかと思ったけど、頑張って入ってみた。友達の後ろ姿を見つけて、話しかけに行った。一緒に授業を受けた。案の定心配されたけど、何とか上手く話せた。
2回分休んでて、復習もろくにできてないから全然分かんなかった。でも頑張った。
授業の途中からお腹痛くなって、吐き気がして、2限は帰った。友達から無理しない方がいいよって言われて、ノートをお願いして帰った。今日は頑張るって決めたのに、って家に帰ってから泣いた。
土曜、ずっと家にいた。気分は楽だった。スーパーに買い物にも行けたし、このまま学校行けるようになるんじゃないかと思った。
日曜、少し遠くまで散歩した。学生っぽい人影を見かけるたびにビクビクしてたけど、でも大丈夫だった。いつもは行かないコンビニでおやつを買って帰った。
月曜。今日。また怖くなった。その日の授業で今年度あと2回しか休めないものがあるのに、どうしよう。大丈夫になったと思ったのにどうしよう。昨日も一昨日もその前も変な時間まで眠れなくて変な時間に起きてたから、ちゃんと起きたら頭痛い。どうしよう。どうしよう。怖い。何が怖いのか上手く言えないけど何かが怖い。でもこのまま行かなかったらまた1週間何もできない?どうしよう。駄目人間でごめんなさい。
ごめんなさい。