みんなすごい。キラキラ輝いて生きている。
あれ、でも私は???
みんなには強みがある。絵がうまかったり、運動ができたり、楽器がうまかったり、可愛かったり、勉強ができたり、友達がたくさんいたり………
私にはなにもない。
私は誰にも負けない何か一つのものがほしい。でもヴァイオリンも絵も勉強も中途半端にやってて、本気になれないし、全然うまくいかない。個性まったくない。
私、この世に必要あるのかな??
私は弱い。
いつも自己中心的。自分のことしか考えてない。他人の目が怖い。人が苦しんだり泣いてるところをみてニヤニヤしちゃう。気色悪いな自分。
強い人ってすごいと思う。道徳心の塊っていうか。ヒーロー。ヒーローってかっこいいよね。私もなりたかったよ。
正義とはなんだろうか。正義を振りかざすのは正義じゃないとか言うのも線引きが曖昧でちょっとよくわかんない。正義とか、思いやりとか、結局は全部自分のためなんじゃない??あの人が泣いたら自分が嫌だって思う。そういう思考。つまり人間には人のためにっていう思考ないんじゃない??
無知無能であることより幸せなことはない。
と、私の好きな作曲家が言った。
たしかにそうだ。
今自分が不幸だと気づかなければ、幸せだ。知らないこと以上に幸福はないと今は思ってる。無能でふらふらと生きたい。
恋愛感情をなんで神様は人間に与えたと思う?私、いらないと思うんだよね。辛いだけだし。愛で争いを起こしたくないよ。
クラスの人の恋バナ聞いている限り、なんか、虚像に恋をしてしまってる気がする。本当に好きな人本人のこと見れてない。ただ、自分の思い込みで恋してるんじゃない??本当はあの人そんな人じゃないよ。って言っちゃいそうになる。すんごい失礼。死にたい。
逃げたい。
親の嫌なところが似てくるのが嫌。どうしても遺伝って抗えないんだよね。自分が親からされて嫌だったこと、言葉とかを妹につい言っちゃうんだよね。その度に自分が気持ち悪くて醜くて殺してしまいたいよ。
情緒不安定すぎる自分が大嫌い!!!!
ななしさん
身の回りやメディアのなかには、キラキラ輝いて称賛と羨望の的になっている人がたくさんいて、そういう人たちと自分を比べると、何だか見劣りするように感じてしまいますよね。
自分って無個性だなぁ、誰もが納得するような強みが無いなぁって。
ただ私からすれば、たとえ中途半端でもヴァイオリンと絵の素養があるユズリハさんは、かなり個性的に見えるんですよね。
ヴァイオリンに秀でた人、絵画に秀でた人は上を見ればキリがなく、中には芸術史に名を刻むような天才もいるのでしょう。
でもヴァイオリンと絵の両方ができる人は?激レアじゃん!って思うんです。
正義について、無知無能と幸福感について、恋愛感情についての考察も、何か妙に納得してしまう。
心にじわじわ染み込んでくる、不思議な文体なんですよね。
私はそんなユズリハさんが羨ましいです。
それに、これからの人生のなかで、ユズリハさんはきっとたくさんの特技や専門の知識を身に付けたり、様々な背景を持つ人たちと関わったり、趣味を楽しんだりすることがあるはずです。
新しい経験をするたびに感性や思考回路がアップデートされて、個性がより際立ってくると思います。
親の嫌なところが似てくるのって本当に厄介ですよね。
でもそれを自覚し、自省できてるのはすごいと思います。
行動や話し方って、遺伝より習慣の影響が大きい面もあるので、改善の余地はありますよ。