暑さ極まる刻限に散策していると、昔、気になった事柄が忙(せわ)しなく浮かんでは消えて、脳内が姦(かしま)しい。
公園で休息していて視界に子供が入ると思い出す30年程前のニュース。
警察のドラマを観ていた男の子が、ドラマで印象に残っていた死んだ振りを実践した事で、現実に遭遇してしまった犯人から無事 逃げおおせたというニュース。
流れる雲を見て、亡くなった方々の魂は形を変えて地球を一周し旅しながら、様々な事を学びつつ、縁者を見守っているのかもしれないといった想像。
書けばキリがないくらい、ごちゃごちゃと記憶や妄想が流れてくるこの脳内も、涼やかな場に帰れば、芯が戻ってきたかのようにスッキリとする。
暑くて意識が飛びかかっている時、皆さんは何を思い出しますか。