僕の現在位置です
早く寝ないと。
明日はオフの日だから、ちょっとぐらい夜更かし、しちゃおうか。
こないだ電車の中でちょこっとスマホを見てたときのこと。
ホーム画面を右にスワイプすると出てくる、グーグルのおすすめ記事一覧。
英語の話題で、電車のドア上にある案内画面に表示される“ちょっとヘンな英語”について書かれてた。
例をひとつ。
首都圏の私鉄でたくさん採用されてるドア上の旅客案内システム。
あれはたしか、山手線にE231系電車が入るときに三菱電機がJR東日本と一緒に作ったトレインチャンネルが元になってたような。
次々に切り替わる表示の中で、終着駅までの駅名と所要時間がズラッと直線上に出てくる。
その右下には小さく「運転状況により、多少時間は異なります。」とある。
この「運転状況により~」の文が英語表示になったときには、こうなる。
Estimated time required.
これを「ヘンな英語だ!」と指摘する英会話教室の講師がいっぱいいるようで。(日本人講師ね)
僕も毎日のように目にしてるけども、「え、全然おかしくないよ?」って感じる。
ごくフツーに腹落ちした。
Estimated time of arrival にしちゃったら、画面の情報量が半端なく多くなっちゃうじゃん。
駅ごとに予想到着時刻を列挙するんだよ? 無理でしょう。
だから推定所要時間、つまり Estimated time (that is) required. と書いている。
以上。
彼らの主張を見ていると、なんか、難癖を付けたいだけのような気もしてくる。
意味が通じれば良い・悪いというよりも、どうして英語として間違っていると感じるのかが不明。
そんな謎コミュニティがあるようなので、できれば英会話はネイティブスピーカーに習うことをお奨めしたいところ。
♪roof loop hopper / Annabel
217373通目の宛名のないメール
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ななしさん
2通目の名無しです。ありがとうございます。何の役にも立たないどころか、まさに聞きたかったお話がいっぱい詰まっていたお返事でした。
修飾のされ方やスラッシュ読み、そうなるのですね。またrequiredとneededのニュアンスの違いもありがとうございます。
また前後してしまいますが、be going toと willの使い分け、まさに似たような感じでした。willの方で質問したところ、「放課後何するの?」みたいなニュアンスで受け止められてしまいまして。家に帰って調べてみて、ここはbe going toを使うべきだったのだなぁ、と納得した次第です。しっかりした人生目標みたいな予定と、直近の目先の予定というような感じなのでしょうね。
実は英語学習でイマイチ掴めないところが、この表現はどう聞こえているんだろう?、脳内でどんなイメージに受け取られているんだろう?というところです。なので、今回の絵が浮かぶような解説がすごくありがたかったです。一応、語彙を増やす際は、グーグルの画像検索とOxford dictionaryとThesaurusで単語を検索かけてみたりもしています。
機械の裏処理のお話もありがとうございます。リクエストしておいてなんですが、自分にシステムなどの知識があればもっと気の利いたやり取りができたかと思うのに、ここまでで留まってしまって申し訳ないです。お返事いただいた用語を検索するところから知識をつけてみようと思います。
そして長文であることお気になさらないでください。そもそもこちらの質問自体が長々したものなのに、トピックをすべて拾っていただいたのですから。それにボリュームや密度の濃さは読み物としてすごく読み応えがあり、楽しませていただいています。英検頑張ります。応援、励みになります!
僕の現在位置
(小瓶主)
お返事ありがとうございます🐰ペコリ
英語って面白いですよね。
主語の置き方が日本語と真逆だったり、「あー、そう言うのねぇー」っていうのがあったり。
英検も直近で出題形式が変わって、前とは違う試験対策も必要だと聞いてます。応援してますよ!
"Estimated time required."
この文章、構造としては少しややこしくて。
Estimated / time (that is) required.
上のようにスラッシュリーディングしてみると、「予想される、所要時間」という意味になってるんです。
required が time を修飾すると同時に、冗長な that is が省かれて time required(=所要時間)になった後、頭に estimated が付いて「推定所要時間」となります。
長くてごめんなさい。
Estimated time needed. でも通じますが、required のほうが「利用客の意思や思惑では動かない事情によるもの、鉄道会社の都合で決まるもの」というニュアンスが強いです。
仰るとおりのイメージです。所要時間にすれば3分・5分・8分と書けば済むのに、...of arrival だと時刻を逐一表示しなきゃいけませんよね。
|6:48 Hachioji (JC-22)
|6:57 Tachikawa (JC-19)
|7:27 Shinjuku (JC-05)
|7:43 Tokyo Terminal (JC-01)
ETA を表示すれば完璧な旅客サービスかもしれませんが、あの画面スペースにはとても入らないですし、解像度を考えても、アンチエイリアス処理が災いして文字が滲むなど、結果的に読みづらいのかなと。
今の表示方法で充分伝わっていると思います。
職場のお話ありがとうございます。
ベトナム、スリランカの方ですと英語でスムースに意思疎通が図れそうな印象があります。
長文、複雑な話題はとくに。
英語ネイティブでない話者の場合(我々日本人もそうですが)表現のバリエーションや語彙が限られている分野の込み入った会話で、意味の取り違えや誤解が起きることがしばしばあります。
中学の英語授業で習うような "be going to" と "will" の使い分けをはじめ、実際あんまり問題視されないというか、こちらが構えてても良い意味で無頓着な文章が返ってくることは経験ありますね……。
Q1: What are you going to do after graduation from technical college?
Q2: What will you do after graduating from technical college?
彼らにしてみれば同じ意味なのかもしれませんし(graduate が解ってもらえなかった様で残念)、「この2つ何が違うの...?」っていう人もいると思います。
僕が答えるとしたら:
A1: Oh, I have been offered a job at IBM in the US.
A2: Hmmm... I would like to enjoy a vacation for about two weeks at first.
こんな感じでしょうか。
ネイティブスピーカーはこちらの発話の揺れを脳内補正してくれるので「それってつまりこういうことね?」となって、楽かもしれないです。日本に長くいる方相手だと特に。
自分語りばっかでスミマセン。何の参考にもならないメモでした。
ちなみに英語ではなく機械のお話ですが、あの表示装置(トレインチャンネルと、その進化版)は電車床下の統合演算装置からの情報を出してます。
走行中の車速センサー(車軸取付式、モーター内ベクトルセンサー式)、閉塞信号の状態、他路線の運行状況などのデータをセンサーフュージョンという技術で統合して、あの推定所要時間を計算しています。
鉄道会社によっては線路上の地上子と通信するものもありますし、JR東日本・首都圏の主な私鉄各線だとかつては NTT ドコモの FOMA (3G) 回線、停波後は UQ WiMAX で情報を受けていると思います。
僕は三菱電機の中の人ではないので詳しい技術情報をご提供できませんが、仮に表記法を ETA に変更したら画面描画の回数が多くなるぶん、理論上はプロセッサーへの負担が増すと思います。
ただ、現状でも広告画面と旅客案内の2画面/3画面を同時に処理しているので、動画表示に特化した広告用の GPU と、旅客案内用の高速 CPU で対応できそうな気はします。
旅客案内も、トランジションのアニメーション効果以外は静止画ですし。
長文失礼しました。
また何かあればお返事ください。
僕の現在位置より
ななしさん
英語の小瓶楽しく読ませていただいています。個人的にちょうど英語の勉強を再開し始めたところでして、まさにタイムリーな話題のこの小瓶でついお話をしたくなりました。とりあえずは学生時代にうっちゃっていた英検の2級を対策中です。
なるほど。「必要とされる、見積時間」ということでのその表現なのですね。requiredだと5分の5だけ抜き出せは良いところを、of arrivalだと7:05のように完全に表記が要るようなイメージなのでしょうか?
小瓶主様は機械にもかなり強い印象を受けますので、もし可能でしたら表記の違いによるコンピューターの処理速度や容量の違いなどの裏話もお返事でお聞かせいただけますと幸いです。
英語の勉強をし直そうと思ったきっかけですが、職場にベトナム人とスリランカ人の同僚がおり、休憩時間や仕事終わりにフリスク片手に話せるようなお友達になったことです。彼らも日常生活に必要なくらいの日本語を話せるので、短いフレーズでの意思疎通には問題はないのですが、やはり長文であったり、よりダイレクトにニュアンスを伝えるには英語の方が良いみたいでした。
ちなみに彼らとの会話の場合、単語選びを一つ間違えると意味が伝わらなかったり、意図とは違う答えが来る時があります。たとえば簡単な例で恐縮ですが、「専門学校の後は何をするの(進路をどうするの)?」という質問での、be going toとwillの違いなどです。でも、そこに忖度がない分とても勉強のしがいがあります。ちなみにgraduateという単語は入れたのですが、そこは伝わらなかったみたいです(発音の悪さというより単語そのものを知らなかった感じでした)。でも、それがまた良いのです。
ちなみにこれがアメリカやイギリスの出身の方だと、こちらのミスを先方で訂正して補完してくれてしまいます。つくづく奥深くて面白い世界ですね。
僕の現在位置
(小瓶主)
★★★英語として問題ない
★★☆微妙に変だけど意味が通じてるのでおk
★☆☆和製英語です、頑張りましょう
今回は3つ星の案件です。
全然問題ないどころか英語として自然なので、どこが不満なのか僕には分からんのです。
まぁ彼らにしてみれば、気持ち悪いんじゃないですかねぇ、きっと。だから直そうとする。
Estimated time shown.
(推定時間が表示されています。)
とかだったらもっと洗練されてるんでしょうけど。
輸入車のカタログとかテレビ CM なんかで
「※欧州仕様車」「オプション装着車」なんていう表示が小さく出たりするじゃないですか。
あれの現地版の映像を見ると、
Available optional features shown.
なんて書いてあったりする。自然な表現ですよね。
日本人が考える英訳だと Vehicle with options こんな感じになるのでしょうけど、英語話者からすると「それはどんなオプション(選択肢)なの?」となるので、これでは1つ星です。。。
ななしさん
英語圏の人間ではないので、どこまでが許容範囲なのか私にはさっぱり分かりませんが、利用者に意味が通じればいいじゃないですか
英語圏の利用者から文句があるならともかく、そうではないのなら、なにも重箱の隅をつつくようなことをしなくてもね…
日本人だって、あの日本語間違ってるじゃないか!とは、なかなか言えませんよ
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