娘の性格が頑で将来が心配です。もうすぐ三十路の娘が突然会社を辞めてしまいました。理由は子供の頃から夢だった

娘の性格が頑で将来が心配です。もうすぐ三十路の娘が突然会社を辞めてしまいました。
理由は子供の頃から夢だった専門職に就くため大学に入り直したいからだとのこと。
彼女の子供の頃の夢は知っていましたが、全然違う方面の大学に進んだのでてっきり夢が変わったのだと思っていました。
しかし話を聞くと、高校時代に私や夫から経済的に浪人も私立も無理、落ちたら就職しろと言われたから、当時の学力では現役は無理だからと泣く泣くあきらめたが、大学時代に将来について考えたらどうしても夢があきらめられないと思い、就職して数年間働いて貯金をして自分のお金で予備校に通い大学に行こうと決めていたのだとのことでした。なんだか仕事の後に塾に通ったりもしていたようです。娘はそんな素振り全く見せなかったので驚いたのと同時に経済的なことで夢をあきらめさせてしまい親として申し訳なくなりました。そこで夫と相談し、夫と気持ちばかりですが資金援助を申し出ました。
年齢のことなども考えて「後がないから死ぬ気で頑張って。そして自己責任で頑張って」と渡しました。すると娘は「ありがたいけど、大学に合格したら返します。そして死ぬ気で頑張るというより、これで駄目だったら本当に自分のせいだし本当に死ぬつもり」などというのです。
どうして私たちの気持ちを素直に受けとらないのでしょうか。もう良い年なのに未だに何でも自分でできるという不遜な気持ちでいるようです。子供のように頑なです。それに死ぬなどと子供に言われたら親がどんなに悲しいかわかっていません。
もう大人ですがこんな不遜な態度ではと娘に注意したら、「お金はありがたいけど既に一つ大学を卒業させてもらったからこれ以上してもらうのは申し訳ない。それに何かしてもらって駄目だったとき、また両親のせいにするのは嫌だ」
と言ってきました。「また両親のせい」というのは娘の大学受験のとき、第一志望の大学の受験前日に滑り止めの大学が不合格だったことを知らせたのをずっと根に持っているようです。娘は滑り止めを受けた感触で駄目だろうとわかったらしく、わかっていても不合格と聞いたら自分はメンタルが弱いからショックを受けてしまうので第一志望の大学の前日に合格発表があるけど知らせないでほしいと何度も言いました。しかし夫と相談し合否もわからないままもやもやしている方が良くないと思い不合格だったと伝えたのです。娘はあれだけ言わないでと言ったのに何故言ったのだとヒステリーを起こしました。その後第一志望も不合格になり、後期試験で第二志望の大学に入りましたが、そのことをずっと根に持っていて「あのとき滑り止めの不合格を聞かなかったらもう少し第一志望の大学を悔いなく受験できた」などと愚痴愚痴いうのでそもそも学力が足りないお前が悪いのに人のせいにするなと叱りました。それからぴたりと言わなくなりましたが、今回の娘のもう親のせいにしたくな
いという言葉にまだ根に持っていたのかとあきれてしまいました。娘は「両親のせいにする自分は嫌だけど、両親のせいにしてしまう。そんな自分が嫌だから援助など受けずに合格して、ちゃんと自己責任をとれる人間になりたい。そのときはちゃんとあのときはごめんなさい、合格したのは両親のおかげだと言える気がする」などといいます。そもそも自分の思い通りになったときしか自己責任だと思えない時点で自分がいかに不遜な態度を取っているか気づいていないのです。
口では自分の人生が上手くいかないのは親のせいだと思っている自分が嫌だといいながら、資金援助を拒否することや死ぬつもりなどということで暗に私たちを批判して、親のせいだと言おうとしているのです。まだ思春期の子供ならばわかりますが、三十路前なのに未だに他責にしようとするところ、頑ななところに本当に将来が心配です。そして心配しているのは娘を愛しているからこそなのに娘は私や夫が責任をなすりつけられて腹をたてていると本気で思いこんでいるようです。切なくてやりきれない気持ちでしかたありません。どうか娘に私たちが娘を愛していることが伝わりますように。そして娘が幸せになれますように。