職場の人で、ものすごく好きだったかというと、その前に交際していた同僚の彼と比べたら、気持ちもその他も少し下でした。
その彼も、本気で好きじゃない、早々の結婚を考えていて、できれば同僚がいいと適齢の女性を比較していたんだと思います。
二人で遊びに行ったこともありますが、当時の私は失恋の痛手を引きずって(異動しているので詳しく知っている同僚はいない)、他の異性でも同性でも、誘われたら一対一でも会っていました。
その彼が選んだ人は、私より年下の同僚。外見も可愛い系、家は父親が警察官、お母さんは専業主婦。
厳しいながらも温かい家庭で、愛されて育ったことは、彼女の様子から十分わかりました。
だから、彼は彼女を選んだ。
家、家族がしっかりしている、かわいくて反発もしない女が誰でもいいのね、というひがみみたいな気持ちで、この時の思いを振り返ってしまうのです。彼に未練や執着はないのに。
前の彼と別れた理由も、うちの複雑な家族事情のためでした。詳しくは誰にも話していません。自分が知っていて、人に知られ、他の人に言われたら立場を失うとわかっていたので説明もできなかった。
愛されて育ってもいない、両親を自信たっぷりに紹介なんてできるわけがない。惨めだった。
失恋というより、結局人が欲しがるのは、痛みも知らない、家族に問題がない、そういう人なんだなって強く感じさせられたことだったから。
親ガチャという言葉は嫌いだけど、生まれついた家がとんでもないというだけで、子供は未来を奪われる。成長すればするほど、惨めになる。
そんなにずっと思い出すこともないのに、ふっと思い出してはまた傷ついてる。
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