こんにちは、これがどこに辿り着くか、誰に辿り着くか、わからないけれど読んでくれてありがとう。
なにかと戦ってる君は、ものすごく苦しんでいるだろうか、それとも倒れそうになっているだろうか。
なにかと戦い続けた君は、ものすごく苦しんだだろうか、それともまだ戦い続けているだろうか。
そんなことを考えながら私はこの手紙を書いています。
私の話だけれど、良かったら読んでね。
私は小さい頃、家庭が複雑で親が帰ってこなかったり母親が男と出かける日々を見て学校では、なぜかやんちゃ坊主な男の子に絡まれることが多かったり先生が苦手だったり”男”という存在自体が嫌いだった。
そんなある日、私のままでいいんだよと言ってくれる人が現れた。私は私が嫌いだと泣いて話したらその人は、そんな私が好きだと言ってくれて私が私を傷つけてしまったら怒ってくれる人だった。
まるで私が考えたお母さんのような人だったんだ。
その人のおかげでありのままの私が出せるようになって高校にあがってからも私は私を好きでいたし私がなりたい私を演じた。それは私自身が好きでいれる術だったから、良いことをする自分が好き、誰かに寄り添える自分が好きだから。
そんな私にも、そんな私を好きだと言って大事な人が沢山できた。
だけど、私が大事にしてた人の中には私のことを気に食わない人もいて、私が私でいることよりも自分の思い通りにしたい人がいた。私が思い通りに動かなければ、不機嫌になる人ですっごくわがままな人がいた。私は必死に戦って逃げた。
それから私は悔しくて辛くて潰れてしまいそうになった。なんなら潰れてしまってた気がする。
私はこんなにもボロボロになって明日も怖くて泣いているのに奴らは友達と笑って恋人まで作っちゃってなんとも悔しくて憎くて仕方なかった。
だけどそんな私に私は負けたくなくて必死になってもがいた。けどその穴からの登り方すら分からなくなって登ることすら諦めようとした。
あー、もうダメだ、でも幸せになりたい、自分自身を取り戻したい、自分が自分でありたい。
いやまだ負けたくないけどもう力なんてないと、倒れてじっと待っていた。
そんなあるとき、また私を私のままでいい、私は素敵だからありのままでいてほしいと言ってくれる人が現れたのだ。
でももう私はそんな愛情深い人にさえ心が開けなかった。
人に愛される自信も自分を愛する自信ももうなかったから、もっと自分を嫌いになってしまうのならそんな愛のある言葉すら怖いと目を逸らしたのだ。
でも、その人は言った。
「どんなに君が自分をダメだと言おうと俺はいいって言い続けるしダメだったらこうしてみたら?って提案するし、周りがダメな人だって言ってたとしても俺がいいよ、素敵だよと言ってるだけじゃダメ?」と言われた瞬間に彼は私の心の部屋に入ってきたのだ。そして今まで私は自分と相手を愛する方法を疑って生きてきたのにそれを肯定された気がした。
100人に嫌われたとしても1人に愛されたらそれでいいって言葉を思い出した。きっと今までの私は100人に好かれて1人にも愛されたいという絶対的に現実では難しいことをやろうとしてた。
でももう、そんな考え方ともさよなら。
私が私である以上、合わない人も私を恨む人も、羨む人も出るだろう。
でも、私はきっとこの先、この人が教えてくれた術と自分が身につけてきた術があるから、強くなれる。そしてこの人がいてくれるから強くなれる。
あとは、この先の不安を疑わず勇気を持って外に出るだけなんだ。
ここまで読んでくれてありがとう。
何が言いたかったかというと、ひとりじゃどうしようも出来なくてもがいてる時、ほんとにだめになりそうになった時いつかあなたの助けとなる人が現れてくるから、どうか自分を見捨てずに戦い続けて欲しい。戦えないのならそこで倒れていていい。
だけれど、どうか希望だけは持っていてほしい。
どんな小さな希望でもいいからあと少しあと少しと思って、倒れながらでもその想いは温めていて欲しい。
誰も助けには来ないから、誰も私を大事にはしてくれないから、そう思うたびに悲しくなって自分の心にナイフを刺さないで欲しい。
いつか、あなたを探して見つけ出してくれる人が出てくるから、いつかあなたの痛みが流れていく日がくるからどうかどうか、負けないで。
そして、私もこの手紙が誰かの希望になることを願い読んでくれているあなたの力になれることを想い書き綴ってることをどうか忘れないでほしい。
私は戦い続けているあなたの味方でいます。
戦い続ける同志へ。