他人の苦しさは透明で全く見えない。逆に自分のは不透明に濁って見えてしまう。
そうして、みんな錯覚する。
‘’私が一番我慢しているんだ‘’って。
引きつれた痛みも、えづくような苦しさも、こんなに我慢しているのは自分だけなんだって。
惨めで可哀想な私に酔って、我慢していて何も言わない偉い私にひたっている。
敗者に見せかけていてただの負けず嫌いなだけ。
自分が一番下で可哀想なまま、ぬくぬくと日々を送り、「いいな、みんなは幸せそうで」とか言って頑張っている人を横目に見る。
そんな私が一番嫌い。
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弱者だから不平を溢すのでなく
不平を溢したいから弱者でいる。
私も私が一番不幸で一番可哀想で一番悲劇だと思ってますよ。
だって自分の感情や苦しさは自分の物だけど、他人の苦しさは他人のものだから。
他人の気持ちは想像は出来るけど、結局想像止まりでそれより大きいか小さいかはほんにんにしかわからないもの。
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