できれば男性ではなく、女性として産まれて、男装したりボーイッシュな格好をしたかったと感じてしまうことがままある。
男として産まれて男っぽい格好したらただの男でしかないじゃないか。
私は別に女性っぽいと思われる振る舞いをしたり、女性っぽいと思われる服装をしたいわけではない。
女性っぽい男性や女装をする男性、中性的な男性や、いわゆる「男の娘」になりたいわけでもない。また、オートガイネフィリアというのとも少し違うと感じている。
男性らしいとされる振る舞い、男性らしいとされる身なりをしていてもいいけど、何も体まで男性である必要はなかったなあって思う。
ホルモン治療したり性別適合手術を受けたりするほどの覚悟はない。一度したら後戻りできないことだからね。
自分の体にも激しい嫌悪感を覚えてるわけでもないし(一部を除く)。
けれど、自分が女性だったらって思うこともあるし、自分が女性だ(!?)という絶望的な確信を得ることもある。
いつもこうやって考えると、結局自分は男性の体を手に入れ、男性の服を着る女性なのだという結論に落ち着く。
それくらいしか自分を落ち着ける方法がない。
でもそれでもいいのかもね。精神的に安定するし(バブルの遺物みたいな高層ビルが建ってるのだけは気に食わないが)。
「俺は女だ!!」って声高に主張する気も毛ほどもないし。というか無理だよ今の見た目でそれは。
まあこれからは少しは女性と思われるための努力はしていきたいと思ってるよ。