僕が子供の頃にして欲しかったことを書き出して見ようと思ったんだ。
自分も子供にそうしてあげたいから。
忘れないように、無くさないように。
今のうちに、書いておくことにした。
僕が子供の頃はね。
まずはふれあう時間を作って欲しかった。
でも、大人って時間が無いのが当たり前なのはわかってたから。変に遠慮をしてた。
だから、ちょっと待っててねじゃなくて。
これが終わったら一緒に遊ぼうって言って欲しかった。そうすれば、僕が手伝うことも出来たでしょ?
あとは、屈んで欲しかった。
もちろん、屈んでくれる人は多いけど。どんなときも相手の目を見て話すには同じ目線でなくちゃいけない。それに、屈まないと分からないことって意外とあるんだよ。大人の目線じゃ分からないこと。子供じゃないと見えないこと。きっとそれは思ったよりも多くて、だから子供の言うことはちゃんと屈んで聞いてあげたい。
理由を聞いて欲しかった。
例えそれが正解じゃなくても、なんでそうなのかを聞いて欲しかった。欲しいものも、伝えたいことも、思ったことも、見て感じたことも。なんでもいい。なんで?って、聞いて欲しかった。僕が小さい頃はたとえ責めてなくても、責めてるように聞こえたから。だから、屈んでそう聞いて欲しかった。
あと、なんでって聞く前にまずは肯定して欲しかった。
なるほどね、とか。
いいよ、とか。
分かった、とか。
もちろん、とか。
一言最初に受け止めて欲しかった。じゃないと高圧的に聞こえてごめんなさいってなったから。
自信が無い時は、もっとわがままでいていいと言って欲しかった。ワガママに、自己中に。子供の性格にもよるだろうけど、僕みたいなやつには救いになるから。
自分の望み、考え、想いははっきりということは大事だと思うんだ。親も子供も、我慢すれば壊れちゃうから。もし引っ込み思案な子供が周りに合わせることや、自分を隠そうとしだしたならこれはちゃんと話し合って欲しい。
挨拶と礼儀は武器と防具だと教えて上げたい。嫌いな人と上手くやるのも、気になる人に近づくのも、人を見る目を養うのも、挨拶と礼儀が出来たら最低限の護身術になると知っていて欲しい。
バカみたいに生きればいいと言って欲しかった。もっと早い時点で知りたかった。バカになるんじゃなくて、バカのフリして生きていけばいいとそれだけで人生ころっと変わるから。学力が全てじゃないけど、頭の回転力は必要になるし。人生の経験値だけはつけとけと教えてあげたい。
曖昧な言葉じゃなくて、現実を教えて欲しかった。もう少しで着くよじゃなくて、早くてあと10分くらいで着くかなとかいう現実を教えて欲しかった。
甘えた時は時間の埋め合わせをしてでも甘やかして欲しかった。倍以上に甘やかして、同じくらい厳しくして欲しかった。
怒る時の声は静かにして、話し合いをして欲しかった。言葉を伝えるのが上手くなくても、ちゃんと自分の意見は持っているから。
難しいな、僕も上手くは出来ないだろうけど。でもこれを忘れるよりずっといい。また思い出したら足していきたいな。
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