私が、たま〜にふと思い出す昔の友達の一人について話そう。
その子は、負けん気が強く、笑い声はインパクトあるけど、いつもクラスを盛り上げるムードメーカーみたいな子であった。
そして、笑顔が可愛い子であった。
たまたま、家が隣同士だったのがきっかけで、私達は一緒に学校に行ったり、遊ぶようになったのだ。
小学生の頃はよく遊んでいた。私の趣味(ゲームやお絵描き)にも付き合ってくれた。時には君が好きな歌やダンスで遊んだりもしたね。
そして、時に私がワガママを言って困らせた事もある。また、些細な事で喧嘩をしてしまった事もあった。本当に反省している。
「あの頃は子供だったなぁ」
「何であんな事で喧嘩しちゃったんだろう」
と今では自己嫌悪に陥るぐらいだ。
けど、それも今となっては思い出の一つだ。
学年が上がるにつれて、お互いつるむ友達が変わっていっても、何だかんだで小学6年生まで遊んでいたね。
小学6年生の時のある日の放課後、君と最後に遊んだ。理科の授業の時、席が隣で「今日空いてる?」と約束して遊んだよね。
無意識に自分でも分かっていたんだ。君と遊ぶのはこれで"最後"かもしれないと。
夕方(17時)の鐘が鳴ると「じゃあね〜!気をつけてね〜!」と別れた時の夕日は今でも忘れられない。
中学校に入ると、運動部に入った君、そして学校に馴染めず、自宅に帰ってパソコンでネットサーフィンをするのが唯一の楽しみだった私。
一言で言うと、陽キャと陰キャ。クラスの中心にいる君と、クラスの影にいる私は、とても気軽に話せる存在じゃなくなっていた。
卒業する前に、少しだけ話す機会があって、進
学先の高校を教えたのを最後だ。
高校は、お互い別の学校に進学した為、会うことは完全になくなってしまった。
けど、私の事を覚えていたようで、町中でばったり会った私の親に「〇〇ちゃん(私)、元気ですか?」と言ってくれていたみたい。
正直嬉しかった。けど、とても会いに行く勇気がなかった。
(実は後悔してるんだ。)
それから数年後。私は、SNSでたまたま君のアカウントを見つけた。
勝手に見てしまってごめん。けど、フォロワー数もとても多くて、アイコンの君はとても眩しく見えた。
周りに沢山友達がいて、いつの間にか旦那がいて、子供まで産まれて。
もう私とはすっかり遠い人間になってしまった。
そして、私はそっと画面を閉じた。それから10年近く時が経った。
けど、今でも忘れられない君。
物理的にも、心理的にも、ずっと遠い場所にいるけど、元気にしてるかな?
大変な事もあるけど、私は元気です。
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