雲が浮かんでいる。
空に
蒼い青いどこまでも続く
空に
真っ白な雲が浮かんでいる。
雲は
風に流されながら
形を変えながら
時には大きな雲。
時には小さな一人ぼっちな雲。
僕は
筋雲が好きだな。
風が雲を連れ去って
すーっと
薄く、細く伸ばしていく。
とっても高いところにあって
誰にもとらわれずに
一人
地球を旅してる。
雲はいいな。
僕も雲になりたい。
そうしたらきっと
どんなことにも
どんなものにも
とらわれずに
生きていけるのだろう。
楽しいだろうな。
星も眺められるし
風と一緒に旅もできる。
どんなところへも行けるし
どんなものも見れる。
地球を
ただ
永遠に
回ってる。
雲は
雨にも
雪にも
なるんだ。
地上にも降りれるし
海でも泳げる。
雲は
最高だね。
僕も
そんな風に
誰にもとらわれずに
一人
旅なんかしながら
気の向くままに
生きていきたい。
誰に言われるんじゃなくて
僕自身が僕の選んだ道だけを
進んでいきたい。
ちょっと
寄り道もいいだろう。
ちょっと
遠回りもいいだろう。
でも
僕が決めたその先へ進んでいく。
誰にもとらわれずに。
雲が浮かんでいる。
空に
蒼い青いどこまでも続く
空に
真っ白な雲が浮かんでいる。
雲は風に流されながら
形を変えながら
時には大きな雲。
時には小さな一人ぼっちな雲。
さぁ、いこう。
旅の準備はもう出来た。
忘れ物はないかい?
野宿のためのテント、寝袋、コート、ナイフ・・・・
よし。大丈夫。
バイクに乗って
ただただ
まっすぐ続く
つまらない道を
一人の人間と
一台のバイクと
たくさんの荷物で
風を感じながら
旅をしていく。
ゴールはないけど
僕が決めた僕だけの道を
ひたすら
進んでいく。
真っ白な雲と
蒼い青い
大空の下。
Lilann