会いたかったんだよって言葉に泣きました。さびしかったんだよって言葉に泣きました。いつでも泊りにおいでよって言葉に泣きました。今日なに食べたい?って言葉に泣きました。
わたしの恋にはゴールなんかないので、こんな些細な思い出にすがるしかないんです。
うち布団ないからって、最初は泊まるつもりじゃなかったのに、いつの間にかそんな話になってて。あなたと二日間も一緒にいていいんだってうれしかったです。
誕生日だからケーキね、プレゼントは間に合わなかったからごめんね、って、一緒にいられることが最高のプレゼントなのに。忙しいのにありがとうね。
ご飯作ってくれてありがとね、またどっか行こうねって、あなたのためならどこにでも行くから。
「わたしが男だったら絶対嫁にもらうから」「言葉にするのも態度に表すのも下手だから、ごめんね」「あなたと会えて救われたよ」「いっそ付き合いたいレベル」
普段クールなあなたのそんな言葉に期待ばっかの5年間。馬鹿としか思えない。
会うまでは長いのに、一緒にいる時間はあっという間。
今度はいつ会えるのかなあ。
電車で数時間の距離なのに、なんでこんなに遠いのかなあ。
会いたいなあ。
って言えないよなあ。
もう23になっちゃった。あと何年一緒にいられるのかなあ。
あと何年、好きでいればいいのかなあ。
つらいなあ。