私は
言うなれば
泳ぎ方も知らない内に
海に投げられたようなもの
泳がないと
溺れるから
必死に泳いできた
小さな頃は
みんなと流されてるだけでも
楽しかった
大人になるにつれて
泳ぎ方を覚えていった
私も
流されないようにはなったけれども
泳ぎ方は何一つ知らない
あがいて
あがいて
今まで泳いできた
まわりのみんなは
個個に速い泳ぎ方や美しい泳ぎ方なんかもするけれど
私にはできない
必死で泳がないとおぼれるから
おぼれないようにあがいてるだけ
終わりのない広大な海を
ただただ泳いでるだけ
いつか
泳ぎ疲れて
おぼれていくのかな
☆