ななしさん
絶対大変だと思うの。
自分、今看護師で、病棟だとさ
治療継続の為という名目で
手を縛ったりもするわけさ。
(点滴や命にかかわる管のたぐいをぶっこ抜いたりするからね)
それでも認知症のじいちゃんばあちゃんたちは
噛んだり殴ったりしてくることはあるよね。
爪たててくるし、こないだうちのスタッフも
夜中に大興奮した患者さんに爪たてられて出血してたよ。はは。
毎回ではないけど、興奮してしまうことは
どうしても避けられないもん。
(そりゃ、じーばーにとって私たちは
針は刺す、体は縛る、言ってみれば鬼だわな。)
介護職だとさ、安易にそういう身体抑制だってできないよね。
人権侵害になっちゃうからさ。そういう意味じゃ
看護職より大変な部分もあると思う。
(大変、を感じる部分が違うだけでそれぞれ大変だろうけど)
でも、介護現場での暴力やネグレクトのニュースとか見てるとさ
(絶対あっちゃいけないんだろうけど)
なってしまう気持ちというか、うん。わかるもんね。
じーちゃんばーちゃんたちの人権は守らなければいけないけれど
私達職員の安全や人権は誰が守ってくれるんだろねー ははは。
外してもらえ、なんて不可能だよね。
それが仕事の責任のうちに入っちゃってんだから。
じゃあ誰が行くの?って話になるし。よくある話だよね、悲しいことに。
どーしてもそれやんなきゃいけないなら、せめて余分にお金くれよwwとすら思うよねー。お金の問題じゃないかもしれないけど、殴られ損だよねーww
身辺の世話をするのは仕事だけど殴られるのは契約にはありませんww
クレーマーに対する店員とかもそうだけどさ
やっぱこの国は「お客様」に対する従業員の立場が
守られてなさすぎるよね。
まぁそれはともかく。
認知症の人にちゃんと 関わることができれば
そういう「怒り」「興奮」がかなり、抑えられることは事実です。
そうやってお互いが和気藹々と、笑顔でいられるのが理想です。
しかしそれには
一人一人に対する十分な時間が必要です。
何度でも同じことを繰り返して説明する忍耐力と
笑顔と、心の余裕が何より必要です。
ピリピリした空気に、認知症の方はとても敏感だから。
私達の提供する介護や看護の仕事には残念ながら
その十分な時間がありません。
なぜならば、かけられる人件費に制約があるからです。
国の借金は膨大で、今も増え続けていて、圧迫してるのは
まぎれもなく医療費です。
まー、ほんまに。
どうしたらいいんだろうね。
仕事内容に即して給料上げろーとも思うけどそれだけじゃないよね。
現場には「余裕」がなさすぎる。