※独り事
息を吸うよ
ふかーく。ふかーく。
気をつけなきゃ過呼吸になってしまうよ?
もこもこの布団にくるまって
擬人化した優しさでいい、私にくれ。
また布団が短くなったようだ。
身長は止まらない。
平均を優に越した。
短い制服。
言葉のつかえた胸の苦しさ。
世の中の人には、注意して。特に「普通」「当たり前」そして「見えぬ誰か」を多用する人。
不思議と、肌一枚を通すだけで気持ちは外に伝わらないものだから。
他人の意見を聞きつつ、真実を見極めないと引きずられるよ?
正しさはいつでも表裏一体だから。
ふわふわ、記憶が遊離して
喘いで、肩を抱いて、必死に身を固くした。
鏡に映った顔
わあ、目に力がないね。
でも美人さんだね。
なんでそんな悲しい顔をしてるの?
笑ってよ。
笑えないの?
おや、これは私か。
そろそろ逃げてから一年。
昨年を思い出すと、ゾッとする。
私は出会ったあなたに、暖かさを与えられているのだろうか。
奪いすぎて、あなたを凍えさせてはいないだろうか。
一方的、じゃなく
お互いあたためあえたらいいのにな。
傲慢に与えるのでもなく
ひたすら渇望するのでもなく
お互いにほっこり、したいね。
これから大切な仲間とクリパ。
二週間休み無しだったから。途中で寝るかも。
あれ、呼吸はいつの間にか安定。
Spica