高校生の頃、お母さんにあるお笑い芸人さんに似てるって言われた。確かに自分は頬骨が出てる。肉もついてるから丸い。そこが似てるって言われた。
◯◯さんみたいでかわいいねって。お母さんからしたら褒めてるんだろうな。からかってるなんては思ってないんだろうけどさ。
その芸人さん男だし。(その方は嫌いではありません)別にコンプレックスとまでは感じてなかったけど、何回も何回も言われて参ってしまった。
それ褒めてんの?って思っちゃう。弄られてるだけにしか思えないんだよなあ。
っていうのを5年ほど経った今ふと思い出した。私当時は聞き流してたというか、言われても黙ってたけど、本当はすごく嫌だったんだなあって今気づいた。他にもいくつかそういう発言があって、そうやって親にからかわれたり否定されたりすることにすごく怯えてしまって、自分をさらけ出す事はしなくなった。
今は一人暮らししてる。それで寂しいよーなんて言われても困るよ。
ただこんなこと怒るほどのことでもないし、今更蒸し返すのもなあ…とは思う。なにより本当はあれが嫌だったこれが嫌だったっていうのがいっぱいあり過ぎて、すごく自分が子供染みているように感じて(実際まだまだ子供ですが)嫌になる。私こんなに傷ついたんだよ!って主張するのは気がひける。
いくつになっても子供は親の言葉に支配される。親のこと悪くは言いたくないけどさ。周りに愚痴言っても親には感謝しなきゃとか言われるしうんざり。
感謝するべき部分はあるんだけどさ、霞んじゃうんだよね。本当は100%感謝できるはずなのに、そういう無神経な発言でパーセンテージがどんどん減ってく。
いつまでも忘れない自分も自分なんだけどさ。ふとしたきっかけで思い出してしまう。