親しいとは言えないくらいの仲。
学校以外で会ったことなんてなかったし、
でもまぁそれなりに雑談はできるよってくらい。
そのくらいの距離の子に、それも卒業してから、
仕事先でどんどんたまっていった
心の中に渦巻く何かを全て吐露した。
聞いてくれるような気がしたから。
そしたらその子、こう言ってくれた。
「あなたはどんな壁にぶつかっても、絶対に相手を傷つけない。相手の変化は求めないで、自分で自分を変えようとする。きっとそれは合理的に考えても正解なんだと思うよ。でもそれで自分についた傷も心にたまったものも、ずっとそのままになってる。自分にだって落ち度があるし、とか、自分さえ折れれば、とか、考えすぎてるの。月並みな言葉だけど、もっと自分を大事にしなさい。味方ならここにいるし、他にも思い当たる人は頭の中に浮かぶはずだよ。独りで悩んで、曲がって、折れて、傷ついて、泣かないで。たまには振り返ってみてよ」
すごく一言一言が真剣で、
「なんでそんなに真剣に聞いてくれるの」って
言いながら泣いてしまった。
お先真っ暗で死にたいくらい拗れてる人間関係が、
その子のおかげで少し明瞭になった気がする。
ありがとう。
今度ちょっといいとこのご飯でも奢ろう。