15歳。
私は将来、お芝居の仕事に就きたいと思っている。
まだ15歳。いいやもう15歳。
普通に就職するのならまだしも、早く行動に移さなければ辛い仕事だ。早く決めなければ。早く努力を重ねなければ。早く、早く、早く。
お芝居の仕事はハーバード大学に入るよりも狭き門だそう。ちょっと想像できないけど、とにかくすごく大変ってことだろう。
選ばれた人にしかなれない仕事。
祖父には「何も持っていないお前には無理だ」と言われた。
本当にその通りである。
親に大金だけ立派に払わせておいてその半分もモノにできていないような私は、そもそも目指すこと自体間違えている。
言われた時は悔しくて、甘やかされてきた分初めて言われた私を咎める言葉に泣きそうになったが、今となっては当たり前だ。そりゃあそうだ。光と影があるのなら、光に値する人がなるべきだ。
分かってはいても、もう無理だった。
とにかくお芝居がしたいってそれでいっぱいだった。誰かを笑顔に出来るような、とかそんな大層なことは言えないけれど、自分の体を使って自分以外のものになりたいってそれだけ。
もう何を言われてもいい。
私の敵はあなたじゃなくて私だ。
努力すればいいって世界じゃないのも十二分に理解しているけど、努力してない役者はいない。お芝居が好きなだけじゃやっていけない世界なのも知っているけど、お芝居が好きじゃないと務まらない。
材料は持ってる。
可能性は十分ある。
七夕にお願いするのを忘れていたので、ここに決意表明してみました。
これを最後にネットから離れようと思うので流しっぱなしになってしまいますが、ここまで読んでくれてありがとうございました。
目標を達成したら帰ってきます。
役者志望の高校生より。
ななしさん
あなたはすごいです。
私もお芝居が大好きで、プロの役者を目指していたこともあります。
私も小瓶主さんと同じようなことを考え、悩み、悩んだ結果、演劇を仕事にするのはやめようと思いました。
ですが趣味ではこのまま続けますし演劇はずっと好きでいようと思います。「芝居一本で生きていく」のを諦めたのではなく「趣味で今の環境での芝居をずっと続ける」という選択をしたつもりです。言い訳くさいですが笑
お芝居を仕事にすると決めるのはとても勇気がいると思います。それを家族に伝えるのも同じく。
15歳で演劇の世界がアホみたいに厳しいことを知ってるだけで充分すごいと思います。上から目線ですみません。遅いってことは全然ないです。そもそも目指した時期、演劇に初めて触れた時期はさほど重要じゃありません。運と才能と努力がものをいいます。
頑張ってください。頑張ればなれるだなんて無責任なことは言えませんが、努力すれば何かしらの形で報われるはずです。私が目指せなかったものを目指してください。応援してます。