差し出されたその手握って
夜の海辺を歩いて
優しく吹いた風が
君の髪を揺らす
波の音に包まれて
静かな静寂の中
君の甘い声だけ
胸の中木霊する
夢でもいいから
会えると嬉しいよ
触れること許されない
幻の中
君の笑顔が君の声が
記憶に残っている
今は思い出すだけでいい
君がふわふわ笑う顔や
優しい甘い匂いも
今はなくたって
胸を焦がす
上手に忘れようとして
忘れることなんてできなくて
急に現実にかえり
胸が苦しくなる
夢でもいいから
会えると嬉しいよ
抱きしめる
それさえも出来なくて
たまった胸の熱
どこに流せばいい?
君に受け取ってほしい
夢でもいいから
会えると嬉しいよ
触れること許されない
幻の中
溢れる想いを
愛しさは全て
胸の中押し込んでおこう
夢の中なら
君に会える今夜も
ひとり静かに眠る