テキトーに生きてきた。何も努力しなくても勉強できたし運動もできる。作曲できる。芸術関係で賞をもらう。習字が下手なのはご愛嬌。口下手なのは仕方ない。科学が好き。そんな感じで。
だからテキトーに良い高校行ってテキトーに理系選んでテキトーに過ごしてテキトーに親の納得する大学受けて落ちた。そんでテキトーに浪人してほとんど勉強しなくてテキトーに親の納得する大学受けてまぐれで受かった。今そこに通ってる。
大学行ったらテキトーじゃダメっぽい。努力してここまで来てる人と自分には、実力的にも人間性にも大きな差がある。それでもテキトーに過ごす癖が抜けなくて落ちこぼれ大学生やってる。
本当はテキトーなんかじゃなかった。そう叫びたい自分が今ここにいる。うちみたいな価値観の家で子供時代にこんな苦しみ方をした人は、そんなにいないと思う。
だけどこういう生き方をしたいわけじゃないから、ここで止まるわけにはいかない。今どんな状態でも昔何があったとしても自分はもっと頑張れると思うし今からでも遅くないと信じたい。
計画性がないと言われるだろうけど、将来やりたいことはまだ考えられない。お先真っ暗で早く死にたい。幸いあと三年半は学生をやれる。その間に今までの人生に欠けていた何かを得たい。
どう転んでも後悔はすると思う。それを恐れずにいきたい。