傷は痛む。
傷はあるから。
だけど、あたまの中でこしらえた
未来予想図の中にある自分の傷と
いま、痛みと感じるその感覚は
とても違う、かなり違う。
リアルな出来事というのは、今、息を吸って吐いている
その延長線上にあるものだから
体温を感じている分、
いびつで暖かくて、少しダサくてやぼったい。
やさしくなでて受け入れよう。
思い通りに動かないし
思い通りの形はしていないことも多い。
だけど、美辞麗句より、
信じるに値する、掛け値のないものは
損得を謳わないものだからこそ
気づけば
自然に笑みを返すことをしている
何を信じるのか?
美辞麗句ではなく
呼吸を感じるもの
いつもは無理でも
なるべくそう在りたいな