旅の途中にて。
海を知らない森の木のように
初めて見た化学式のように
不完全な知識の中で生きているって
知っていたつもりだけど
まだ知らなかったみたいだ
明日が無いって決めつけてた
持ち物は無いって信じこんでいた
でも夜は終わるし
お腹が空くのはどうして?
世界のルールは方程式で
解は一つじゃない
でも無いわけじゃない
想像力を止めないでいて
最後のカードを切ったとしても
ポケット探したらまだあるんじゃないの?
可能性は無限大って
それは言い過ぎだけど
君が選ぶ君の在り方は
誰にも干渉できなくて
沢山のお金や
ステーキセットじゃない
一かけらの憧れがあれば
参加資格はあるんだ
銀河を回すエネルギアを
手に入れるつもりなら
そんな小さなカバンじゃダメさ
全部やってもいいんだ
全部拾ってもいい
あとで要らない部品は捨てるから
それは君が決めろ
じゃんけんみたいに
最初がグーなら良かったのに
みんな最初からパーばっかりだからって
裏をかいてチョキだして
正直者にも笑われるぐらいなら
拳を握って勝負しなよ
他の誰かは知らないけど
僕はそうあってほしいと思う
僕はずっと応援していたい
憧れを掴むためになら
傷付いたってかまわないような
君はいつも気高くて
君はいつも美しい
それが何にもならなくたって
意味ないなんて絶対言わないよ
この声を届けたいと思うけど
優しい言葉だらけの街じゃ難しそうだ
靴ひもを結びなおして
チョコレートを齧ったら
そろそろ出かけよう