はじめて本気で人生から逃げたいと考えてしまう。
うまくいかなくて、そんな自分に心底嫌になって、比べないと決めても比べてしまって、劣っているところばかりに目が向く。
今うまくいかないのは、全て自分が原因なのはわかっていて、だからもう自己責任。
プライドばかりが高くなって、期待通りに一生懸命歩んできて、そうすればするほど期待も高まって。周りも自分自身も、ありもしない無駄にふくれあがったものをわたしとしてる。
自分が正当な努力ができなかったと認めることは、辛くて情けなくて、ほんとうに苦しい。
からっぽでなにもないわたしは、肩書きに必死ですがって、そのために間違った頑張りの仕方でやってきて、一番大きな場面で何にも結びつかなかった。
たった20数年しか生きていないけど、その20数年、間違った努力で肩書きをつかんでしまった。だから、自分は優れているんじゃないかと思ってしまった。というより、ほんとうはダメだと知っていたのに見えないフリをしてしまった。
いい格好ばかりして、中身はほんとにいつまでも情けない。自分に自信がないから、客観的な評価の高さばかり求めて、それを価値基準として生きてきてしまった。
ずっと逃れたかったのに逃れられなかった。
ずっと良い子でいたかったんです。
なんで?どうして?がわからない。それが当たり前できてしまったから。良い子が当たり前、客観的な評価のある肩書きを持つのが当たり前、それに意味なんてない。そうでなければ、わたしはわたしを許せなかった。
肩書きをなくしてしまいそうなわたしも、それにすがって、なくしてしまうことを恐れているわたしも、もう嫌です。
見たくもない嫌な感情ばかりがでてきて、ほんとうに、なんでこんなに嫌なヤツなんだろうって毎日考えて。
人が好きだったのに、その感情さえ見えなくなって、人のことを肩書きで判断なんてしないのに、ただそのつもりだったんじゃないかって、それで自分が優位にたったつもりだったんじゃないかって。
ただただ醜い自分から逃げたくて。
でも結局、一番辛いのは現状が上手くいかないこと、そう思うことさえもう嫌で。
何言ってるのかよくわからなくなっちゃった。
こんなこといくら言っても、明日からも生きていくしかないけど。生きていくことから逃れたい。わたしでいなきゃいけないことをやめたい。
世の中の人はみんな強いなあ。弱さを隠して当たり前に生きていることがどれだけすごいことか、やっとわかった気がします。