ななしさん
当事者じゃないですけど、聞いた話を…
ある虐待されていた側の女性アイコは、「私の人生は8才から始まった」と言います。虐待していた母親が自殺して、保護施設に引き取られた時が8才だからです。
母は育児ノイローゼ気味で、家族に対して暴力が絶えず、父は娘を見捨てて離婚して逃げた。母の死後、父に引き取られず施設行きだったことで(理由はわからない)、彼女は自分は要らない子だとずっと思い込んできました。
彼女は、「私が話す事以外、私の事を知ろうとして欲しくない。深入りして欲しくない」と言います。思い出したくないことがあり過ぎるようです。
同時に、「私の言う言葉が嫌だったらちゃんと指摘して欲しい」とも言います。学生時代は「どうせ私は要らない子だ」が口癖だったそうです。彼女にとっては「そんな事ないよ」と言ってもらいたくての行動でしたが、いわゆる「構ってちゃん」の行動は嫌われて、結局ろくな青春じゃなかった。そうやってどうしても暗くひねくれて考えがちだから、嫌なら指摘して欲しい、黙って側からいなくならないで欲しいと言っています。