どこに行けばいいかわからない。
どう進んでも辛いことばかり。
皆が普通に出来ることができない。
このまま時間が経てば見捨てられるのが現実。
もうやだ。なにもかもが面倒くさい。
どうして生まれてきてしまったんだろう。
こんななんの救いもない世界に。
弱い自分に。
価値を生み出せない自分に。
たまに元気になったって、何の意味も無い。
それでなんとかなるほど、世界は優しくない。
落ち込んでても何も解決しなくとも、明るく振る舞っても何も解決しない。
すべてにおいて必要なのは現実的対処だった。
遥か昔に気付いたことをやめなければよかった。
どんなに酷い目にあおうが全て耐えて、人からよく見られようとすることを。
辛かろうが嫌だろうが、黙って言う通りに動いておけばよかった。
弱い自分なんかが楽になりたいなんて考えなければよかった。
心を完全に殺しておけばよかった。
そうすれば、今よりはマシな立場にいられたはずなんだ。
望んでいた「普通」になれていたんだ。
でも…
自分はそうなれなかった
落ちこぼれて一人取り残され、
最後のチャンスも自分から去ってしまった
もうだめなんだ。
まわりからも嫌われているだろうし、こんな人間を使いたい場所もないだろう。
社会にとって都合のいい人間になりきれれば、まだ使い道はあるかもしれない。都合のいい人間であるからこそ、まだ友達は友達でいてくれているのだろうから。
でもまたあんな苦しい思いをすることを考えると…
結局、どう進もうが人生なんてこんなもんなんだな
幸せになんてなれない。
生まれたくなかった。早く楽になりたい。