知り合いと協力するのは、貸しを作っておけば後々自分のためになるからだ。
全く知らない人に道を教えるのは、自分が優越感に浸れるからだ。
ネットで誰かをむやみに攻撃しないのは、それが自分の矜持だからだ。
すべて自分のためだ。
これからも自分のために生きていく。
自分を軸にした損得勘定は自分を守る。
勘定を間違わなければ、場の空気を読まずに暴れ狂うようなことには、そうそうなるまい。
真っ当なポリシーがないならそれはそれまで、ただそういう人間性だったというだけだ。
先を生きる人々を見ていた結果、こういう答えを、言い換えれば開き直りを習得した。
自分本位であれ。
その言葉こそ、自分を守る御守りになった。
どこまでも計算高く、自分本位であれ。