友達の子ども。
とっても懐いてくれる可愛い男の子。
あったかい。
繋いだ手も、私の心も。
私を一人占めしたくて、
ママとの会話に割って入ったり。
帰らないでと駄々をこねたり。
少し早いクリスマスプレゼントを、
満面の笑みでギュッと抱きしめたり。
友達の子どもだけど、
愛おしいなって思う。
頭から離れない毎日の嫌なことが、
一緒にいた時間はスッと消えていたなぁ。
抱きしめる腕が、心があったかい。
泣きそうになるくらい、あったかい。
天使って、君のことかい?と思う。
幸せな日曜日だったな。
ママの作る料理も美味しくて、
お腹も、心もあったかい。
こんなに食べたのいつ以来だろう。
完食したのなんて、久しぶりだ。
土砂降りの雨の中、
傘もなく濡れて帰ってきたのに、
こんなにもあったかい。
このまま眠りにつこう。
そして、
そのまま目覚めなければいいのにと思う。
地獄の毎日に戻りたくない。
月曜日なんて来なければいいのに。
このあたたかさが消えてしまう。
それがとても虚しいのだ。