大学をやめたい。
やめて何かしたことがあるわけではない。やめたい理由があるわけでもない。何か嫌なことがあるわけじゃないけど、なんでかわからないけれどやめてしまいたい。
でも多分やめないだろうな、となんとなくわかってはいる。
うまく説明できない。始まってしまえば、きっとこの感情はしばらく出てこない。でもきっとまた思い出す。同じような悩みを繰り返すと思う。
もともとそんな具体的な理由はないから、そこまで踏み切れない。
よくわからない。昔あった希死念慮と似ている。死にたいけど死ねない。死ぬべきだと思うけど、死にたくはない。したいこともあるけど、死んだほうがいいとしか考えられなくなる。死にたい気持ちで一杯で、落ち着かなくて、腕を切リたくなるくらい荒れたり、しばらく何も考えていないような感じになったり、波がある。
それでも死にたい気持ちはいつまでたってもなくならない。最近はマシだけど、検索エンジンに死にたいと打ち込むのが癖のようになっている。死ぬ気概もないのに、なにしてんだろ
どうせしばらくすればなくなる感情。なくなりはしないのかもしれない。とにかく、しばらくは感じなくなる。でもそのせいで、時間を無駄にして死にたくなる。なんでこんなことしてるのかと思う。でも大学生なんて、多少は馬鹿やって過ごしてもいいじゃないかと思って自分を慰める。
自分がなんか失敗して、本質的に人間的に劣っていると思い知らされたときに、毎回毎回、あのときに死んでおけばよかった、と思う。ひょっとしたらこの先も、同じように感じるのかもしれない。
いま大学をやめて死んでおけばよかったと、未来のいつかに後悔するかもしれない。よくわからない。死んでいたら後悔する主体もないから、馬鹿な考えかもしれない。
よくわからない。大学生になれば、大人になれば、自然に解決すると思っていた問題が全然解決していない。
このまま時間の流れに任せて良くなるのか。多分良くはならない。悪くなることはあっても、よくなることはない。多分大学とかで何か技術を学んで、それを使ってどうこう、みたいな技術的な、小手先の問題じゃないんだと思う。
でもそれをどうすればいいのかわからない。
本当に死ぬしか今の自分には方法がないようにしか考えられない。