部屋の片付けをしていて、奥の方から出てきた袋の中に潰されて形の変わったクマのぬいぐるみがいた。
口の部分はとれていて、しっかりついていた首も今にもとれそうな状態。
もうボロボロだし、特に思い入れがあったわけでもないし、そもそもこの瞬間まで何年も存在を忘れていたし、ぬいぐるみを捨てるのって何だか抵抗あるけど必要ないもんなぁ。
と思ってゴミ袋にいれた。
…んだけど、ゴミ袋に入れられたぬいぐるみを見た瞬間、自分は何かとんでもないことをしてしまったのではないかと思い、慌てて取り出した。
きゅっきゅと形を整えて頭を撫でてみたら、何年間も狭くて息苦しいところに押し込まれて、やっと出てこれたと思ったらその瞬間私に捨てられかけたこの子が可哀想で仕方がなくなった。
馬鹿な話だけど涙が止まらなかった。
部屋の真ん中でぬいぐるみを撫でながらひとりで泣いていた。
そのあととれていた口をつけて首にはマフラーを巻いてあげた。
昔かざっていた場所にもう1度かざってみた。
さっきよりも随分表情が明るいような気がした。
特に落ちはないんだけど(笑)、軽い気持ちで捨てよ~っと思ったぬいぐるみのために数秒後わんわん泣いていた自分が不思議だなぁというお話。
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かわいい~。
優しいね。
私もぬいぐるみなかなか捨てられません。
大人なのに一緒に寝てるし。
マフラー巻いてあげたんだ、くまちゃん嬉しかっただろうな。
今日もぬいぐるみとともに寝ます。おやすみー。
あなたも良い夢を。
ななしさん
ぬいぐるみって、捨てるときになると思い出が込み上げてきますよね。
私も先月ぬいぐるみを捨てる際、ごめんね、大切にできなくてと何度も声をかけました。
ぬいぐるみは絶対に自分を裏切らないからかな。
どんな話も聞いてくれますし…。
なのにそんな味方を自分は裏切ろうとしてる。
そんな風にいろいろ考えました~。
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