父親と母親がしてきた行為がどうしても受け入れられない。母親も父親もスキンシップと称して自分の尻と股を触る

大学卒業を迎える、そんな年齢の人間の話。

周りが「反抗」を終えて「親に感謝してる」「母親の笑顔が見られて嬉しい」「うちの親がいちばん素敵な親」という発言をする様になった。

それがしんどい。

自分は親にあまり感謝ができない。そして、親には感謝し尊敬すべき、感謝して尊敬出来ないのは未成熟な人間の証。という世間の目。



衣食住は満足に貰えた。小遣いだって(少ないけど)貰えたし、厳しいと友人達に言われ続けた門限は女の体を持ってしまった以上仕方の無い事だと割り切っている。女というだけで襲う輩を避けるにはこれしかないんだってね。
自分の部屋もあった。

ただ、性を知らない頃から下ネタをたたき込まれた。
「まん○ち○ぽ」とうるさい父親と、「タンポンって何」と聞いただけで「そんなこと聞くな！」と激怒するような性嫌悪寄りの母親(高校の時に聞いた)。
性的な自覚の無い自慰行為をしていた時も理由なく「辞めなさい！」と怒鳴られただけだった。
怖くて人前でするのはやめた。最近それが自慰行為だと知って急に恥ずかしくなった。

父親は不在がちで、母親の性嫌悪が遺伝したかのように私も高校卒業まで殆ど何も性知識のないまま成長した。
「性交？生物で習ったな」くらいの認識。
エロに何の興味も無く「純粋ちゃん」として高校時代を生きた。

母親も父親も何故かスキンシップと称して自分の尻と股を触る。足を絡めるようなこともなく、ただ執拗に「二つの穴」めがけて触る。コタツの時期になると毎日のイベントになり、手前に付いてる穴の方にターゲットが向かっていくのがありありと感じられる。
大学に入るまで自分の生殖器の位置も知らずに生きてきた為急に不快感が押し寄せて何重もの意味合いでしんどい。
でも本人達はスキンシップだと思ってそうな顔をしているので何も言えない。
因みに母親は指でも触る。本人は尻の穴を触ったと言っているがどう考えても手前すぎる。苦笑いで辞めてと言っても変わらない。
スキンシップしたいなら足を絡めるとか手を握るとかハグするとか、とにかく股間に当たらない方法にして頂きたい。

そして小さい頃父親はキスを交換条件にしてプレゼントを用意した。おもちゃ欲しさにディープキスもした、感触は覚えてないけど。
普通にキスすればいいのに(嫌がってたけど)おもちゃを交換条件にするあたりが理解できない。

今でも父親は偶に私の部屋に勝手に入り、布団に入って枕にハァハァしたり掛け布団を抱きしめてハァハァしてたりする。大音量のヘッドホンをしても聞こえてくるので厄介だ。
やめてというと悪化する。よくあるオヤジの法則だ。

他にはスマホの画面を勝手に覗き込み「そのキャラ何？」と言い出すこともあったけど、それは大したことではない。
何か親と異なる意見を言うと「それならもう何も言いません！話しかけません！（謝っても変わらず、翌日起きてもおはようの挨拶もなし）」と怒られてしまう。だから反論しない。布団の中で泣いて、心の中で吐き捨てるだけ。これが月に1度はあった。今でも思いを吐き捨てたノートは残っていて、読むだけで泣いてしまう。
しかしこれも大したことではない。



父親と母親がしてきた行為がどうしても受け入れられない。
だから感謝はするが尊敬はできない。
20年間(身体的)虐待なく育ててきて、離婚もしていないのだから一部の面では尊敬出来るが人間性を尊敬しろと言われると流石に無理だ。

友人達も親と仲違いしたこともあっただろうけど、それでも感謝の意を述べて尊敬しているようだ。
その境地に向かうには、あと何年かかるのかな。
早く家を出て距離を起きたいな。そうしたら落ち着いた判断ができる気がするんだ。