ななしさん
勉強や仕事がうまくいかないのでしょうか?
発達障害でない人に対して必要なのは、感情論よりも理屈です。つまり、障害のせいでやるのが難しいことがあったら、それを詳しく提示することです。
「私はこういうやり方ではわからない」とか、「こういう指示をしてくれたら理解できる」とか、そういうことを提示する。相手だってそういうことを知りたいのです。
苦しみをわかって欲しいなら、まずはそんなやりとりをしましょう。そうすれば、相手は「そうか、このやり方ではわからないのか。大変だな」とあなたの苦労を察してくれると思います。
私の職場にも発達障害の人がいて、入社した当初は私も相手もパニックの連続でした。その度に相手に何が出来るか出来ないか話し合い、今ではその人に向いている作業をしてもらっています。最近はトラブルもなく平和です。
好きで障害を持っているわけじゃないことはもちろんわかっています。
身体障害と違い目に見えない障害だから、時には「普通の人」「ただの甘え」扱いされてやりにくいのもわかります。
同時に、その障害を持つ人のミスでトラブルが起きた時、普通の人のミスと違い叱るに叱れない、指導がしにくい周囲の人の苦悩もわかります。
障害を持つ人の側にいたことで、当人と周りの人、それぞれの葛藤を私は何となく感じ取っていました。
当人も辛いのであり、周りも辛いのです。
わかって欲しいならたくさんコミュニケーションをとりましょう。伝えるのが下手でもいいし、もし傷つけてしまったら謝りながらね。
泣いたり諦めたりせず、一生懸命伝えようとしたら、耳をかたむけてくれる人は必ずいますよ。