私は思い出があまりないです。あるとすれば悔いしか残っていない思い出ばかり。例えばクラスで給食の残りを生徒が配るという記憶。
給食の時間はとても地獄でした。あまり美味しくなかったサラダを無理矢理食べさせられ吐いてしまう。いつも減らしても良いかと聞いたら駄目と。毎回毎回吐いて吐いて吐いて、、、、毎日地獄。それで友達すら出来ない。あだ名が嘔吐マンにならないだけましだけど・・・・
でも私には一つだけ楽しみがあった。お爺ちゃんの家に泊まりに行くこと。両親は深夜働きで、小学校1年の時からずっと夜は兄と私だけでした。そのため一緒に寝てくれる人が居てくれることはかなり嬉しかったです。お爺ちゃんの家に泊まりにいくとよく何処かに遊びにいかせてくれます。それがとても楽しみでした。夏休みの時でした。何時ものようにお爺ちゃんの家へと泊まりにいきました。きちんと宿題をもっていき、まずは習字の宿題をする事になりました。お婆ちゃんは兄と、お爺ちゃんは私と、という感じで分かれてすることにしたんです。
お爺ちゃんはとても丁寧にゆっくりと教えてくれました。すると字を書いてる途中、お婆ちゃんと兄は終わった~と言い違う宿題をやり始めました。その時、私はどうして私の方はゆっくり何だろうと急に心のなかでわがままが始まりました。そして言い訳。その自分に腹を立てていると急に目から涙が出てきました。「((え?!))」自分でも泣いたわけがわからずただ泣くことしかできませんでした。すると母と父が帰ってきました。泣いてる途中お爺ちゃんと目が合う度にごめんなさい。と謝りました。お爺ちゃんのせいじゃないのに。でもその謝罪は言葉にすることができなくてやっぱりクズでした。喋る事すら出来ないクズ。そしてもう、お爺ちゃんに謝ることが出来なくなりました。息を引き取ったのです。病院で。後程分かったがその病院は藪医者だった事です。建物だけが無駄に大きい藪医者の集まり。(流石に口が悪いですね。ごめんなさい)息を引き取る前に「大丈夫・・・・?」と聞いたらゆっくりと首をこっちに向けてコクって縦に一回。喋る気力もないのか。泣きそうになるのを必死にこらえました。本当に泣きたいのはお爺ちゃんの筈なのになんで私が泣いてどうする。と言い聞かせて。ナースコール押しても来なかったのが今にも殴りたくなる位腹立たしいです。こっち(人)が呼んでやっと来るとかどういう事だし。来るぐらい出来るだろ。
そして私は祈ることしかできなかったせいでお爺ちゃんが、、、、まだ謝れてないのに。まだ撫でてほしかった。手を繋いで欲しかった。子供の国・・・・また一緒に行ってくれるって約束したのに。私、何一つあげられなかった。ごめんなさい。
我がままで。わからず屋で。心にも思ってない事口走って。謝ることが出来なくて。ごめんなさい。
~あとがき~
こんなに長くなる筈じゃ無かったんですけどごめんなさい。ここまで読んでくれた人、本当にありがとうございました。長文失礼しました。