早く死にたい、長生きなんてしなくていい。
何のために生きているのかわからない。
私は必要ない。私は居なくても何も影響ない。
家族にとって私は必要ない。
父のために介護をして、母のために家事をして家族のためにできることを頑張ってきた。
けれど無駄だった。頑張っていても家族には届いていなかった。
空回りだった。
虚しくなった。今までの十数年が虚しくなった。
仕事を辞めた時から介護に追われて頑張ってきたのに、何もかも無駄だった。
私は何もしていないんだそうだ。何も頑張っていないそうだ。
直接介護に関わっていない弟から言われた。弟は入院費などの金を出しているから偉いんだそうだ。
私は実家にいて、無職で収入がないからお金が入れられない。
父の入院中に父が寂しいと言うので、毎日面会に通った。
退院後のリハビリ通院にも付き添った。
身体が不自由になり介護が必要になってからも家族と協力して介護してきた。
弟は家を出ているから金銭的援助で関わってきた。
互いに自分ができる形で介護してきたはずなのに、私のやってきたことは意味がなかったらしい。
もう何もかも虚しくなった。
もう父の介護なんてしたくない。
けれども私がやらなくなると母にかかる負担が大きくなってしまい、また母が体調をくずしてしまう。やめるわけにいかない。
父も私に介護されても嬉しくないらしい。
何のために私は介護しているのかわからない。
ただの介護要員として父が死ぬまでこのまま虚しく介護をしていくしかないのか。
早く死なないかな。早く介護から解放してくれないかな。早く楽にしてくれないかな。
早く死なせてくれないかな。
父が死ねば私も生きている必要がないから、早く死なせてくれないかな。
もう楽になりたいよ。
早く死にたいよ。